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2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1191ページ
ナイス数:63ナイス
幽霊塔 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)の感想
はじめての江戸川乱歩。奇怪なミステリーでドロドロした不気味さが味。ミステリーとグロさが交わりホラーになってくる様は小林泰三を、登場人物たちのゆがんだ非現実さは安部公房を思い出す。古典としては今読んでも十分おもしろい。秘密の部屋とか、大人になっても憧れるところはあるな、と。本書は乱歩のオリジナルではなく、他の作家が翻案した小説のリライトだと、あとがきを読んで知る。
読了日:3月31日 著者:江戸川乱歩
実録山田の感想
カメレオン俳優という名にふさわしい山田孝之。数年前に『ウシジマくん』と『凶悪』を同時期に観て、同じ俳優が演じていることに衝撃を受けた。ツイッターなどの発言もおちゃらけていて面白いので期待していたが、妄想が暴走し過ぎな面もあるけど山田孝之らしくて楽しんで読んだ。エッセイでもあり創作でもあり妄想の暴発でもあり。基本的にふざけているけど、おじいちゃんとの思い出や、演技について真面目に語っている部分などもある。役者として考えていることなどが知れたのでよかった。
読了日:3月28日 著者:山田孝之
リーンの翼 4の感想
ついに現代編と絡んでくるけど、OVAよりもエイサップが主人公という印象はない。ここまで迫水主体で読んできた量の差が大きい原因か。見た目は若くても遥かに思考が老いているサコミズ王とエイサップの掛け合いがいい。終盤、まさか現代日本というか世界中にオーラバトラーが認知されて現代社会とファンタジー世界との共生まで描いているとは思わなかった。確かアニメはもっと淡白だったと思ったけど。今までもそうだけど、この巻は特に情報の密度が高く思える。取っつきにくさはあるけど、埋もれるのは勿体ないシリーズ。完結。
読了日:3月28日 著者:富野由悠季
- 作者: 山田孝之
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2016/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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