sibafutukuri

ゲームの攻略情報・感想、音響系音楽、文学、アニメ、映画などについて書こうかなとおもっています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

散歩からの『スぺクター』

土曜日に三鷹駅に用事があったついでに、玉川上水を遡って小金井公園内にある江戸東京たてもの園に行こうとおもい歩いてみたところ、1時間くらいかかってけっこう疲れた。 小学生くらいの頃、学校から歩いた記憶があってそんなに距離があった気がしていなか…

円城塔の『エピローグ』と筒井康隆の『モナドの領域』の類似点

エピローグ作者: 円城塔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/09/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見るモナドの領域作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/12/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る ※ネタば…

『IMA』Vol.14 「深淵なるモノクローム」

写真誌『IMA』Vol.14が届きました。 毎度封筒がポストから三分の二くらい飛び出しているのが可笑しい。 封筒を開けてみるとごちゃごちゃしたモノクロのなにか物体が出てきて なんじゃこりゃっとビックリする。 西野壮平さんの作品だった。 今回の特集は「深…

2015年11月の読書

なんだかオースターばかり読んでいたな。まだまだ足りないけれど。あと実篤先生。 2015年11月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2898ページナイス数:92ナイス ■フィクション 孤独の発明 (新潮文庫)の感想 訳者の柴田元幸さんの解説によると本…

御前山と九鬼山

山を目指して着いてみればそこは山梨県。 ということで御前山、馬立山、九鬼山というルートで登ってきました。 この間の御前山は奥多摩で、今回は大月の御前山。 ネットではマイナーな方の御前山、だけど行ったほうが良いという評判。 確かに、最近登った中…

2015年10月の読書

2015年10月の読書メーター読んだ本の数:6冊読んだページ数:1585ページナイス数:76ナイス 真理先生 (新潮文庫)の感想 真理(しんり)先生というやたら物事の真理にこだわり、啓蒙するように弟子などに説教をする変わり者の話から始まり不安だったが、途中…

棒ノ嶺

二週間くらいまえ、 埼玉と東京の境目にある棒ノ嶺に登って降りて、 ふもとにあるさわらびの湯につかり、 さっぱりして帰ってきました。 そろそろ紅葉の時期を感じさせる山の雰囲気。 さいきん買った単焦点レンズで撮影。 ボディはCanonのEOS Kiss X7。Canon…

2015年9月の読書

2015年9月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2235ページナイス数:68ナイス ■フィクション 記憶破断者の感想 序盤は作者の別の短編でほぼ同じ話があり、基本的に映画『メメント』のパクリという点は気になるけどなかなか面白かった。短期記憶…

井の頭公園

吉祥寺に行ったついでに、 井の頭自然文化園の水生物園と動物園に行ってきた。 リスはかわいいけど、すばしっこくて撮るのがむずかしい。

雨後の長瀞

木曜日まで降り続いた雨も上がったので 金曜日に埼玉の長瀞に写真を撮りに 宝登山に登ったり 途中にあった寂れた風の動物園が意外とよかったり 荒川沿いの岩畳を遡っていって迷って焦ったり 変なけもの道から道路に出られて 出たら出たで駅の方向がわからな…

『ファーナス/訣別の朝』 - 虚しさとハードボイルドの世界

『ファーナス/訣別の朝』を見た。監督はスコット・クーパーという人でさほど有名ではないけど、クリスチャン・ベールとケイシー・アフレック、ウィレム・デフォー出演、リドリー・スコットとレオナルド・ディカプリオが制作に関わっているということもあり…

2015年8月の読書

2015年8月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:2080ページナイス数:68ナイス ■ノンフィクション 吉阪隆正の迷宮の感想 2004年「吉阪隆正展」の展示会・夜話・シンポジウムの記録。吉阪さんの教え子や関係者たちの対談などによる思い出話と設計…

だれも知らない建築のはなし、村野藤吾の建築、鈴木理策写真展

渋谷のイメージフォーラムで「だれも知らない建築のはなし」を見て、 目黒区美術館での展示「村野藤吾の建築−模型が語る豊饒な世界」を見て、 初台で「鈴木理策写真展 意識の流れ」を見てきた。 さすがに三軒は疲れる。 ・「だれも知らない建築のはなし」 磯…

記憶と記録としての室伏鴻

先日、6月に亡くなった舞踏家の室伏鴻さんのお別れの会に行った。若手の踊りといい麿赤児さんのスピーチなど、いろいろな意味で涙の出る会で、参加できてとてもよかった。室伏さんはその奇怪さやスマートさなどが枠外に抜けていてどこか憧れる存在。また生…

2015年7月の読書

2015年7月の読書メーター読んだ本の数:13冊読んだページ数:3007ページナイス数:118ナイス ■フィクション ガラスの街 (新潮文庫)の感想 ニューヨーク三部作と呼ばれる内の一作目。柴田元幸さんによる新訳。探偵、監視、自己の喪失、という点でテーマや発想…

Ambient Mix Jul.2015 - Birds

「Ambient Mix Jul.2015 - Birds」 アンビエントのDJミックスをつくりました。 今回は短めの約32分。 写真は多摩川河川敷にて撮影。 聴いてください。 ■Setlist1. Shuttle358 - Years later 2. The Green Kingdom - Into the Magic Night 3. Porya Hatami - …

音楽と耳かき

音楽を聴いている時よりも 耳かきをしている時が 気持ちいいと思ったのならば それはもう終わりかもしれない。 とはいえ、当たり前だが 別に人生が終わるわけでも 世界が終わるわけでもない。 音楽を聴く私、が終わるだけだ。 風呂からあがると無性に耳かき…

リサイクル・ショップ・フォト

リサイクルショップのNEWSさんにて。 許可をもらい撮った。 想像はしていたけど、やっぱり面白い店内。 写っているものほとんど売り物。 Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX7-WKIT出版社/…

2015年6月の読書

6月。引っ越しやその他の活動があり、読書に時間をあまり割けなかった記憶。が、それにしては良いものを読んだという満足感はあった。『幽霊たち』、『平凡』、『方舟さくら丸』、『鈴木ごっこ』は一年間の個人的ベストに入りそうな出来の本だった。 2015年…

岩井秀人さんの「俳優してみませんか講座」を読んで考える演劇人の書く小説

文學界2015年7月号出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/06/05メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る 『文學界』2015年7月号掲載。劇作家・演出家・俳優であるらしい岩井秀人さんの小説「俳優してみませんか講座」を読んでるけど面白い。という…

鳥の写真をたくさん載せています。 鳥類が苦手な方は見ない方がいいかもしれないです。 ちなみに鳩は映っていません。 ぼくは鳩、平気ですが。 多摩川河川敷にて。 使用機種はCanon EOS Kiss X7です。 ダブルズームキットに付属していた望遠レンズを使用。 C…

古い家、写真。

蜂みたいな蛾を追う家守を追う猫と

引越前夜 土曜日 なにか思うことがあっても なにか書きたいと思うことがあっても パソコンがない キーボードを叩きたくても叩けない マウスもない ネコはいるけど 部屋の隅で丸まっている 最後の晩なのだから触れていたいのだが ネコはネコで一人に慣れる予…

2015年5月の読書

2015年5月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:2619ページナイス数:111ナイス ■フィクション 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 (幻冬舎文庫)の感想 著者の前田さんが原作・脚本・監督を担当した『ジ、エキストリーム、スキヤキ』の映画が好き…

VHS

再生の存在しない沈黙の空間の中で 外界に降る雨や水たまりを切るタイヤの音とは別に 停止したビデオデッキから静寂の機械音が聞こえる 表示は0H00M00S テープは回らずテレビのモニターも暗いのだが どうやらビデオデッキの中では世界が再生されている 波の…

『WIRED』Vol.15の針も文字盤もない奇妙な時計「Durr」

(http://skrekkogle.com/durrbeta.html、より) WIRED VOL.15posted with カエレバ楽天市場Amazon ひとつ前の号だけど3月発売の『WIRED』のVol.15を読んだ。 「ワイアード・バイ・デザイン デザインをめぐる25の物語」という特集で、ファッションに限らず街や…

第120回文學界新人賞受賞作、加藤秀行「サバイブ」と杉本裕孝「ヴェジトピア」の感想

文學界2015年6月号出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る 第120回文學界新人賞受賞作は二作品。『文學界 2015年6月号』に掲載されたものを読んだ。某所に書いた感想をちょっといじってここに載せる。…

多摩川

多摩川に写真を撮りに行った。 河川敷は思っていたよりだだっ広く、そして殺風景だった。 望遠レンズを持っていけばよかったのだろうけどわすれた。 昼間は天気がよかったけど、夕方はちょと曇り気味だった。 カメラはCanonのEOS Kiss X7。

2015年4月の読書

2015年4月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4031ページナイス数:170ナイス ■フィクション 武曲 (文春文庫)の感想 猛烈に剣道をやりたくなる。やれないまでも、YouTubeで剣道の試合の動画を探してしまう。剣道小説として青春エンタメであり…

『荒木飛呂彦の創作術』 - 『スティール・ボール・ラン』はいまいち燃えない

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)作者: 荒木飛呂彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/04/17メディア: 新書この商品を含むブログ (27件) を見る 『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦さんの新刊『荒木飛呂彦の漫画術』を読み始めたけど面白い。『荒…