sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

2016年1月の読書

Google AdSense

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2138ページ
ナイス数:63ナイス





■フィクション


NOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーンNOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン感想
  ノルウェイの作家、ダーグ・ソールスターの11冊目の小説、18冊目の著書。終始、日常的な場で淡々と語られるが、終盤はすこしサスペンスの起こりそうな雰囲気を感じさせる。けど、結局何かが弾けることなく終わる。どこへ向かおうとしているのか、終始分からない。閉塞した人生から脱却しようともがいているのだろうけど、もがくだけでこの本は終わる。村上春樹訳。
読了日:1月27日 著者:ダーグ・ソールスター





最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)感想
  ディストピアと言えばオーウェルの『1984年』だろうけど、これは政府の影は薄くディストピアの中でも底辺を蠢く空き缶拾いたちの世界。無政府な土地で若い女性が孤独に心身ともに汚れにまみれて暮らす姿は、マーセル・セローの『極北』の方が近い。放射能に侵されたフクシマには、ゴミを拾いカートを押して暮らす虚しく哀れな人々が集まることもあるかと、頭に浮かんできてしまう。今、日本で小説の中の住人が集まるとしたらああいう場所だろう。人災でもあるのだから人間が作り出したディストピアの素地。好きなオースターではなかった。
読了日:1月26日 著者:ポール・オースター





アルゴールの城にて (岩波文庫)アルゴールの城にて (岩波文庫)感想
  『シルトの岸辺』は深く記憶に残る本だったけど、こちらは全然わからない。とりあえず青年と若い女性二人が世間から離れた城でイチャイチャしていたような、くらいしか記憶にない。起きていることは大したことないのに、異様に大仰で煌めいていてロマンティックで詩的で、そのギャップが面白味なのか。蟻を象と言うような表現は、結構シュールなギャグっぽくあるけど、これを笑って受け止めていいのかよくわからない。かと言って真面目に読むものでもないような。でも他の作品も読みたい作家。
読了日:1月31日 著者:ジュリアン・グラック





陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)感想
  怪奇な事件を安倍晴明源博雅が解決していくのだけど、短編集なのでどこか物足りなくもあり二巻目にして少し飽きがくる。とは言え、『今昔物語』などの中世文学が原典になっていたり和歌が出てくる雰囲気を手軽に味わえるのはなかなか。古典を読みたくもなる。
読了日:1月31日 著者:夢枕獏





リーンの翼 3リーンの翼 3感想
  バイストン・ウェルでの迫水の物語が終わり、現代日本でのエイサップの物語が始まる、と思っていたけどまだまだ迫水側の話も混ざっていたり。山口県岩国市を舞台に大学生たちが米軍基地に対してテロリズムを実行する、という中々ぶっ飛んだ話だったのだと思い知る。主にWW2の戦争史やミリタリーネタなどが飛び交い、青年テロリストたちの政治思想は偏り、片や本物の軍人たちが大規模なクーデターを仕掛けようとしているなど。アニメでは感じ取れなかった時代背景的なものが重苦しいほどテキストには詰め込まれている。
読了日:1月31日 著者:富野由悠季





■ノンフィクション


戦略がすべて (新潮新書)戦略がすべて (新潮新書)感想
  「戦術」じゃなくて「戦略」が大事なんだ、ってことみたい。色々な媒体で書かれた文章を集めたもののせいか、話の題材がAKBだったり鉄道だったり、五輪、政治などなど雑多にも程がある。すべて「戦略」がキーワードとして繋がってはいるものの、時事的なものに引っ張られすぎて興味が付いていかない。とは言え、部分的には読み応えのある文章もありまた読みたい。
読了日:1月31日 著者:瀧本哲史





会話は「最初のひと言」が9割 (光文社新書 528)会話は「最初のひと言」が9割 (光文社新書 528)感想
タイトルは大げさだけど、その軽さとのギャップのせいか中身は意外とまじめにアドバイスをしているように思える。読み終えてみると、初対面の最初のひと言とかその一瞬の表情や仕草が与える影響はけっこう大きいかも、と思い始める。他にも雑談などの会話術もあり。
読了日:1月31日 著者:向谷匡史





「フェイスブック革命」の真実 ソーシャルネットワークは世界をいかに変えたか? (アスキー新書)「フェイスブック革命」の真実 ソーシャルネットワークは世界をいかに変えたか? (アスキー新書)感想
2012年刊行だけどフェイスブックだけでなくSNSの成り立ちが詳しく書かれているのでいいかと。マイスペースって音源を載せるサイトかと思ってたけど、ちょっと前のアメリカでは今のFB的立ち位置だったらしい。フィンチャーが監督の『ソーシャル・ネットワーク』とか、最近の海外のITベンチャードラマ『betas/ベータス』が好きな自分には丁度良い。
読了日:1月31日 著者:石川幸憲





読書メーター





NOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン

NOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン

戦略がすべて (新潮新書)

戦略がすべて (新潮新書)

広告を非表示にする

スポンサーリンク