「メトロポリタン美術館展 大地、海、空4000年の美への旅」を見に、上野の東京都美術館へ行ってきた。内容はあまり知らなかったけど、展示名とかゴッホの「糸杉」などから感じる雰囲気に魅力を感じていて行きたい展示だった。気に入った作品で画像が探せたりしたものを載せておく。
杉本博司「ボーテン湖、ウットヴィル」(上)
ウィンスロー・ホーマー「月光、ウッドアイランド灯台」(下)
ジュール・ブルトン「草取りをする人々」
ジョージア・オキーフ「骨盤II」
この「メトロポリタン美術館展」は、なかなかよかった。連休中でもそこまで混んではいなくて、わりとゆったりと見ることができた。いろいろな画家とかの作品が見られてざっくばらんで楽しい。時代は紀元前14世紀とかから現代までととても幅広かったりと。
ゴーギャンのエスニックな感じの色使いの絵が凄く周囲から浮いていた印象が強く残っている。チケットやポスターに載っているゴッホの「糸杉」も、展示の顔のような作品でありながら異質に思えたけど。他がわりと落ち着いた雰囲気の作品が多かったからかもしれない。
テーマごとにいろいろな作り手の作品が並んでいるという状態は、DJのミックスとかオムニバスのアルバムとかみたいで選ぶの楽しそうだなあ、とか思いつつ。余生には写真や絵とかの映像系をやってみたいなあ、とか思いつつ。
一番上に画像を載せた杉本博司さんの「ボーテン湖、ウットヴィル」はたぶん展示のなかで唯一日本人の作品だった。現役の写真家。ドローン・アンビエント風の水面写真でお気に入り。
展示は第一章から第七章まであって、第五章の「カメラが捉えた自然」には写真が展示してあって、どれも良い雰囲気だった。そこに「ボーテン湖、ウットヴィル」もあった。
いろいろと絵や写真などを前にして歩いて見ていて思ったのは、音楽でもそうなんだけど、形がしっかりしたものよりは今は抽象的でぼんやりとしたものが好みなのかな、ということだった。
「メトロポリタン美術館展」。いろいろと、インスピレーションを授かった気がする。利用できるか否かは別として。刺激は刺激。
来年の1月4日(金)まで開催しているので、まだ行かれていない方はぜひ。