『ラ・ラ・ランド』を見てきた。ネタばれなしの紹介と感想。
監督は『セッション』のデミアン・チャゼル。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが共演。
2017年2月26日(現地時間)発表のアカデミー賞で、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞。ほかにも監督賞や美術賞などを受賞。
「ラ・ラ・ランド La La Land」の意味とは?
『ラ・ラ・ランド』 結構おもしろかったんだけど、振り返ってみるとタイトルの「ラ・ラ・ランド La La Land」の意味がわからない。本編で全くそんな言葉出てこないし。終盤に現実逃避的でサイケデリックなシーンがあったけど、ファンタジックな「夢の世界」的な意味なのか。
もしかしたら自分が知らないだけで、ちゃんと意味があるのかなっと思って調べてみた。↓
◆la-la land
1.〈米俗〉〔麻薬や酒に酔ったときに味わう〕陶酔境、恍惚、我を忘れた境地◆La-La Landとも表記される。
2.〈米俗〉ハリウッド、ロサンゼルス◆ロサンゼルス全体を指すこともあるが、特にハリウッドについて使われる場合が多い。
単語帳
in la-la land
《be ~》〈米俗〉ボーッと[ぼんやり]している、自分の世界に入っている(文例)http://www.elle.co.jp/culture/feature/cfe_oscar_award_winner_170227
なるほど。映画そのまんまの意味だったわけだ。La La Land。
1番の「恍惚」とか「我を忘れた境地」っていうのは終盤のファンタジックな展開そのまんまだし、2番は舞台がハリウッドだから。
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音楽も良いしワンテイクで踊り続ける長回しは凄いんだけど……
ミュージカルって自分みたいなシラフな人間からしたらラリってるテンションな印象なわけだけど。ディズニー映画とかも、いきなり歌いだすし。周囲のひとも気にしないどころか歌いだして踊りだしちゃうし。なんか演劇以上にメタな構造が分裂している。 ちなみに『ラ・ラ・ランド』は意外とミュージカルシーンは少なかった。
大規模なミュージカルは回数としてはそんなに多くなかったけど、ほとんど長回しの一発撮りみたいな撮り方ですごい。(実際にワンテイクで撮っているみたい)
ミアが登場してから視点を変えるシーンもカットなし!
— Taste(of)Movies (@TasteofMoviestw) 2017年2月25日
すごいなぁ…#ララランド pic.twitter.com/2l3U9DmPzG
ララランドのこのカメラワークが凄すぎる、と思ってたら、しゅ、手動!?#ララランド pic.twitter.com/HymWuWXipQ
— KagaMickey@来月上海 (@kkmirror117) 2017年2月24日
まーでも、こういう長回しにこだわるっていうのは「ミュージカル病」みたいに思えるし、作り手側のこだわりでしかないとも思える。演者たちにしても努力してるんだろうけど、自分は努力が見たいのではなくて良い映画を見たいわけだし。
ベストな瞬間を編集してまとめた方が見栄えとしてはいいのでは?と疑問。ただまあ、こんだけ凄いことやってれば宣伝にもなるしレアリティが強まるっていうメタ的な作品の価値に繋がりはするだろうけど。
カットを多用して格闘シーンなら格闘シーンで、いろんなアングルから撮ったものを一つのシーンに編集して観客を騙す。それを一つの世界として見るのが映画の醍醐味だと思ってたけど。演劇やミュージカルみたいに長回しを重視するのは映画の魅力を削いでいるように思える。
自分は生のミュージカルもミュージカル映画もほとんど見ない素人なのでそう思うだけかもしれないけど。
長回しと言えば一番に思い出すのがこの『トゥモロー・ワールド』。
監督はアルフォンソ・キュアロン。やっぱり特殊な撮影方法でおもしろかった『ゼロ・グラビティ』もこのひと。
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ソノヤ・ミズノ Sonoya Mizuno
確か序盤にちょろっとしか出番がなかったけど、ミア(エマ・ストーン)の友人役の黄色いドレスを着てたひとがいたけど、女優とかモデル、バレエとかやってるソノヤ・ミズノ(Sonoya Mizuno)というひと。
(右端の黄色いドレスを着ているのがSonoya Mizuno)
女優とかモデル、バレエとかやっていて『エクス・マキナ』にも出てるらしい。
Beckが歌ってるThe Chemical BrothersのPVでしか知らなかったけど、見たことある顔だと思ってたらこの人だった。映画では肌が浅黒めでパッと見でわからなかったけど。
引き締まった身体、特にお尻、冷めた感じ怒っているような表情とか、いい。
英語わからないけど可愛い。
顔も声も印象がぜんぜんちがう。
Wikipediaによると「東京都で、日本人の父と、イギリス/アルゼンチン系の母の下に生まれ、イギリスのサマセットで育つ」とのこと。喋ってるのがイギリス英語っぽいような。
『マネー・ショート』にはライアン・ゴズリングが出演。