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映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじと感想 - 見事なハリウッド版攻殻(ネタばれなし)

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はじめに

企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても

国家や民族が消えてなくなる程

情報化されていない近未来

アジアの一角に横たわる

奇妙な企業集合体国

日本……

士郎正宗攻殻機動隊』より)

以上は漫画原作で士郎正宗の『攻殻機動隊』の書き出し。

漫画の舞台は日本の架空都市の新浜県だけど、実写の方は日本ではなさそう。

はっきり名言れていたかはうろ覚えだけど、香港や上海っぽく感じた。

 

目次

出来のいいSF映画でもありアクション映画

ということで、実写の『ゴースト・イン・ザ・シェル』見てきた。余り期待しないで行ったら結構いい映画になってた。ストーリーは暗いけどアクションや演出が上手くてエンタメ感も十分で満足。あとスカーレット・ヨハンソンが可愛い。

ハリウッド版攻殻」と呼ばれているけど、制作会社に上海電影集団公司やフアフア・メディアなどの中国の会社がクレジットされているから、純粋に「ハリウッド版」というわけではないような。

あらすじ

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近未来。少佐は悲惨な事故から生還したものの、脳意外は全身義体となっていた。そんな彼女が対峙するのは、他者の脳をハッキングして自在に操作するという謎のサイバーテロリスト。少佐は公安9課を率いて凶悪な組織と戦うが、そのプロセスのなかで、自分の記憶に不信感を抱くようになる。唯一人間だた脳さえ、操作されていたのではないか?自分は助けられたのではなく、本当の自分は奪われたのではないか?ならば自分は何者なのか?その答えを求めて奔走する。

(劇場で配布されていた『TV Bros. 特別編集』より)

見事な実写化だけど、漫画原作へのリスペクトは感じない

全体的には凄くよくて、サイバーパンク的なSF映画として、押井守攻殻の実写化としては十分な出来だけど、原作漫画のテイストをあまりにも無視している感は拭えない。原作は普通にコミカルでフレンドリーな漫画なんだけど。

ルパート・サンダース監督の発言や映画の内容から押井守攻殻をリスペクトしているのだろうけど、士郎正宗攻殻のテイストが薄すぎて、「これ漫画読んでなくても作れそうだな」という感想さえ頭に浮かんでしまう。

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漫画版の序盤。

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荒巻に対して「やなこった へへーん」とか言っちゃう漫画版の少佐。

スカーレット・ヨハンソン版少佐の可愛さ

スカーレット・ヨハンソンは意外にも美人というより可愛い顔つきに感じた(だいぶ加工していそうだけど)。自分のアイデンティティに悩んでいたり恋みたいな感情も出てきたりと内面が10代の少女みたいな影響が大きいかも。

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スカヨハのアクションはマトリックス的なスタイリッシュさで敵をボコスカ倒していて、立ちや歩き姿勢も前かがみ気味のこだわった動物的なものになっていた。

でも、性格や意外もなよなよしていて良くも悪くも少女っぽさを感じた。今までは草薙素子(少佐)と言えば大人の女性というイメージだったけど、初めて少女らしい草薙素子を見ることになった

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スカーレット・ヨハンソンの背筋がエロい

スカーレット・ヨハンソンの筋肉がよかったね。ちょうどよくマッチョ。

特に背筋がエロい!

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肩の盛り上がり具合もすごくいいよね。

背中だけみると「メスゴリラ」感が結構出ている。

もうちょっと筋肉アピールしてほしかったという個人的な願望。攻殻の設定的には義体だから筋肉もなにもないんだけど。(背筋をもうちょっと眺めていたかった……)

今回、スカヨハはある意味で裸になるけど、ボディスーツみたいなものを着込んでいるような見た目なのでそこにはあまりそそられない。

でも、緑のタンクトップを着ている場面があって、その後姿は背中の筋肉が見事でものすごくよろしい。

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ちなみに草薙素子の影のニックネーム「メスゴリラ」は、原作漫画でイシカワが新米のトグサに「俺達の金玉ァ あのメスゴリラが握ってんだからな」と言ったのが初出。

電脳回線で素子本人に聞かれていて、直後「それに耳もいい」と怒り気味で嫌味を言われている。

たけし版荒巻のカッコよさ

たけしの演じる荒巻がカッコよかった。アウトレイジ的な暴れ方をしていてなかなかいい。

セリフが聞き取れるのか心配だったけど、やっぱり聞き取りづらい……。

でも、たけしなどの日本語を喋るキャラにはなぜか英語字幕がオシャレに(中途半端に)入っていて内容は理解できた。

どうせなら日本語字幕を入れてくれと思うところだけど。

日本語字幕を見ていて、キャラが日本語喋ってて英語字幕が入っているっていうのは、なんだか奇妙に思えるけど、いつも通り新宿の映画館で見ていると外国人も何人かはいるので、言語の壁的にはいい演出だとおもう。

意外な女優、桃井かおり

どっかで見たことある女優だと思っていたけど、観賞中ついに思い出せずクレジットでも見つからなかった女優。

結局、帰りの電車の中で思い出したけど、桃井かおりだった。なぜか出ていた。

出ていること自体が意外だったけど、でも英語うまいし英語だけどあの独特のイントネーションの喋り方だし、作品の雰囲気を壊さず凄くいい演技をしていた。

不意打ちの感動シーンだった。攻殻で涙出るとは思ってなかったな……。

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自分の中の桃井かおりってここらへんのCMのイメージで止まりっぱなしなんだけど、いいオバちゃんになっていたな。でも今でもやっぱ美人。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』はサイバーパンクか?

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何もかもがキレイすぎて小ざっぱりとしすぎているのはサイバーパンク感を減少させていた気がしたなー。特に街などの背景がキレイすぎる。CGなどの技術の影響かもしれないけど。もっと汚くていい。

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実写版攻殻

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押井守攻殻

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ブレードランナー(1982年版)。

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ちなみにアニメ版の『AKIRA』のネオ東京。

こういう作品の絵の粗さや街の雑多さや汚さも含めて、やっぱりサイバーパンクという感じがする。

この頃の漫画はもちろん、アニメも手描きが多いだろうし。

今回の『ゴースト・イン・ザ・シェル』はCGのせいで映像がクッキリハッキリしすぎて、衣装や大道具、小道具でどれだけ頑張っても退廃感が薄まってしまっていてもったいない。

ついでにケン・イシイの"Extra"のアニメPV。

手掛けたのはアニメ『AKIRA』にも関わっている森本晃司

2029年、記憶喪失の主人公

攻殻の原作漫画は2029年から始まっているというのを知らなかった(あるいは忘れていた)。

改めて漫画を確認すると、「2029年3月5日」と書いてある。

3月にPS4Xbox One版が発売された『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』も2029年が舞台。実写とデウスエクスシリーズはどちらも主人公が事故で意識を失って目覚めるとサイボーグ化している展開。偶然か相互の影響か次代の必然かただ話型の一致か。

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』をプレイしていて思ったけど主人公が「記憶喪失設定」ってすごく都合いいな~と。最近触れたものでは、『ウィッチャー3』の主人公ゲラルトやゴーストインザシェルの少佐も記憶喪失。人生で記憶喪失の人なんて一人も会ったことないけど、フィクションでは日常的なので感覚がマヒしていく。

 

攻殻機動隊』新作アニメの制作が決定

 これは嬉しいニュース!攻殻機動隊』新作アニメ

今回の実写の出来がよかったから、その流れでかなり期待してしまう。

神山健治は『攻殻機動隊 STANDALONE COMPLEX』シリーズや『東のエデン』、最近では『ひるね姫』の監督の方。

荒牧伸志は『アップルシード』や『アップルシード アルファ』の監督の方。

攻殻シリーズの最近の作品では『攻殻機動隊 ARISE』にあまり魅力を感じず途中で見るのをやめてしまったけど、今回は神山健治攻殻だし期待したい。『ARISE』も改めて見てみよう。

 

 

www.youtube.com

参考記事


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