『Days Gone(デイズゴーン)』 クリア後レビュー・感想 - ストーリー重視の功罪
『Days Gone(デイズゴーン)』をクリアしました。序盤から中盤までは結構楽しくプレイしていました。終盤がすこし残念な出来かなという感じでした。
今回はクリア後のレビュー・感想を書いていこうと思います。
※ネタバレあり
目次
- 『Days Gone(デイズゴーン)』 クリア後レビュー・感想 - ストーリー重視の功罪
- 目次
- 長大なボリュームがすごい。でも飽きる
- キャラに感情移入できない
- ストーリー重視の功罪
- オープンワールドらしからぬ自由度の低さ
- まとめ - スコアは75点
- 『デイズゴーン』のプレイ動画
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長大なボリュームがすごい。でも飽きる
『Days Gone(デイズゴーン)』はボリュームが結構あった印象です。
ワールドマップは大きく北と南の2つに分かれていますが、序盤は北のみ、中盤から
南へ、というようにストーリーの進行によって行けるエリアも拡大されていきます。
一周クリアするまでにかかるプレイ時間は長めだと思います。
ボリュームが多い反面、終盤は飽きてくるというデメリットがあります。
『Days Gone(デイズゴーン)』の場合、メインストーリー以外のサブクエストなどにあまり多様性がなく、同様のゲームと似たシステムもあるため、途中から飽きてくることがありました。
個人的にストーリーもあまりハマらなかったこともあり、ぐだってきてしまってきたり……。
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キャラに感情移入できない
ストーリー重視の『Days Gone(デイズゴーン)』。
当然キャラも重要になってきます。
主人公のディーコンはまだそこまで嫌悪感はないですが、最後まで嫁のサラ、親友のブーザーが特に好きになれませんでした。
久々の再会後も冷たく、軍の中で偉ぶっているサラ、そして使いっぱしりのディーコン。
序盤と中盤はただのお荷物で、メンヘラ化するブーザー。
ブーザーは最後に活躍しますが、それもイベントの中の話。
ブーザーは「ファークライ」シリーズのパートナーの様に普段から連れて歩ければ違ったのかなと思いますが。
裏切り者のスキッゾなんかは途中で死なせてしまいたいくらいのキャラだったりして。
リッキーは、レズパートナーのアディと嫁探しにディーコンの間に立って、複雑な感情が描写されていました。
そのことから、最も感情移入できるキャラはリッキーだった。
再会後のサラは特に、あんなにディーコーンがこだわるほど良い女とは思えない。
ストーリー重視の功罪
『Days Gone(デイズゴーン)』は、オープンワールドのゲームの中でもかなりストーリー重視・偏重のゲームだと思います。
序盤がとっつきにくく、ストーリー重視のオープンワールドTPSというと『RDR2』と近い種類のゲームと言えます。
『Days Gone(デイズゴーン)』と『RDR2』はどちらもストーリー重視なので、そのストーリーやキャラに入り込めるかが評価の分かれ道になります。
自分の場合、前者のストーリーは微妙、後者はかなり良いという好みでした。
ストーリーに重きを置きすぎると、ゲーミングの邪魔をしてしまうというデメリットもあります。
『Days Gone(デイズゴーン)』のストーリー自体が悪いとは思わないですが、有無を言わさず進めざるを得ない状況でやりたいと思わえるストーリーではない。
また、ゲーム全体の作りがストーリーありきになっている点も個人的にはマイナスです。
最も分かりやすいのが、南と北に分かれているワールドマップを、途中で片方に行けなくなるというストーリー進行上の制限です。
ディスク4になるとほとんどの街に入れなくなる『FF8』のように、前時代的なRPGのようなゲームシステムは酷いなと。
もっとはちゃめちゃできるタイプのゲームでいいんじゃないかなと思ったり。
「ゲームをやらされてる感」が不快。
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オープンワールドらしからぬ自由度の低さ
ストーリー重視はまだいいとしても、『Days Gone(デイズゴーン)』が問題なのはプレイヤーがそのストーリーになにも干渉できない点だと思います。
『RDR2』もほぼ分岐がないゲームなので近いのですが、『Days Gone(デイズゴーン)』は完全に一本道だったと思います。
オープンワールドだからというか、ストーリーがあるゲームで今どき完全に一本道というのは手抜きさを感じさせます。
いろんなフィールドを自由に歩けるオープンワールドでありながら、結局ストーリーは一本道なのかよという落胆もあったり。
そもそも、『Days Gone(デイズゴーン)』のストーリー自体に不満があるのですが。
そのストーリーを考えるに、ディーコンはブーザーもサラもスキッゾも然るべきタイミングで切り捨てることもできたから、そこはプレイヤーに選択の余地を与えてもよかったのかなと思います。
切り捨てない結果、ヒロインみたいなブーザー、高圧的な嫁のサラ、裏切り者のラスボスのスキッゾというキャラクターが出来上がった。
スキッゾをラスボスにする必要性とは?
ディーコンにとっては大事かもしれないけど、この3人の命は自分にとって全く大切じゃないなと、そう思わせてしまう作りなのでよくない。
これなら、ストーリーを捨ててゲーム性を重視してほしかった。
決められた道を進めないならそれはそれでいい。
でも、その道が間違っていた時どうなるか。
クリア後の充実した余韻は残らない。
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まとめ - スコアは75点
前回のレビューでは、スコアを100点満点中85点としました。
序盤、中盤までは実際楽しめました。
発売後に叩かれているほどダメなゲームではないなという感触があった。
その世評を覆すこと、今後の期待も込めた85点でした。
ゲームの作り的なことを言うと、ゾンビの大群の動きをPS4で実現させているのがすごい(あまり面白さには直結していない)。
前回は85点としましたが、後半から一気に失速してしまいました。
主にキャラクターとストーリーが苦手。
そして、ボリュームはすごいけど同じことの繰り返しでダレてくる。
そういう評価なので、クリア後のスコアは75点とします。
DLCと続編はリソースの無駄なので作らなくていいと思います。
『デイズゴーン』のプレイ動画
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