お気に入りの中から「音響系」のフォルダを選んで、Bandcampを開こうとしたら間違えてeluviumのツイッターを開いてしまう(アイコンが似てるので)。
そしたら、eluviumが「新曲でけたよー」みたいなことをつぶやいているからリンク先に飛んでみる。そして、結果的にBandcampに行き着く。
新曲は1曲だけで、フルで試聴できるからしてみる。「ん、どこかで聴いたことがある。なにかのオマージュかな…」、と思ってタイトルや説明を読んで思い出す。
“Erik Satie et Les Nouveaux Jeunes”(2011)に収録されていたeluviumの“Ogives/Redistributed”という曲だった。このアルバムは、エリック・サティの曲をさまざまなアーティストが演奏したりそこから得た着想で新しく曲を作る、というようなコンセプトのトリビュート・アルバムです。
eluviumの“Ogives/Redistributed”はなかなか良くて、このアルバムの中では気に入っている。アンビエントで蒸気みたいな音響。サティの“Ogive”という曲を元に作ったみたいだけど、原曲の面影すらぼくには感じられません。それでも全然問題ないとおもうけど。
eluviumの曲はタイトルが指すように、サティの“Ogive”という曲が元となっている。“Ogive”は1番から4番までの構成から成っている。eluviumはこれを“Ogives”というように複数の“s”をつけて呼んでいるから、具体的に何番を曲に使ったかはわからないし、あるいは4番までの全体を指しているのかもしれない。たぶん、全体を再構築したような作りなのだろう。
“Erik Satie et Les Nouveaux Jeunes”自体は、ディスク二枚組の32曲が収められているから、まだ全体をしっかりとは聴けてない。ぼくはサティに興味があるものの詳しくはないので、あまりコメントができない。音響系でわりと有名なDustin O'HalloranやMax Richter、Hauschkaが参加しています。
■Ogives - Redistributed Eluvium
http://eluvium.bandcamp.com/track/ogives-redistributed
↑eluviumの新曲。試聴可。1ドルで買えるみたい。
■Eluvium (eluvium) on Twitter
http://twitter.com/eluvium
■Ogive (music) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Ogive_(music)
↑サティの“Ogive”についてのWikipediaのページ。MIDIの曲が聴ける。英語。
Jean-Yves Thibaudet plays Satie 4 Ogives - No.1