sibafutukuri

ゲームの攻略情報・感想、音響系音楽、文学、アニメ、映画などについて書こうかなとおもっています。

はつれ糸

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対峙する者が、理性が通じる相手でないとわかったとき
自身はそれに抵抗する最善の手立てを模索するために、
必死に理性を働かせなければならないと考える
他者の剥き出しの本能的所作を見たとき、
自身は魂の奥に潜む「自ら」が湧き出てくるのを
手や唇の震えることで気が付く
そして、他者の表出した本能を目の当たりにするのも
不安が呼び起こされるものだが
それ以上に、それによって不安とか恐怖と一般に定義される
いつもは閉じ込めてある魂が、手中から溢れ出てくることに怯える
魂を曝す相手が、ほぼ繋がりのない赤の他人であればまだ容易い
けれども親近さに比例して、曝しでる魂のこぼれがひろく及ぶ
魂が手のひらで踊っているとおもっていた
でも、他人事に見ていた現象が
まさしくその魂が
根源あるいは原初的自我だと、この震える腕でわかる