急行列車の時間的快適さはすばらしいな。軽度の酔いや毎度の重圧など、あらゆる不快からその爽快さによって、ぼくを快にする。(けれども今は、松屋の豚丼並が腹部を圧迫するのだ)。
気分転換に今朝は、読みかけだった白石一文の文庫を手に取った。今日一日、がたごとする列車内ではそれに無理やり集中していた。現代の小説は初めの数ページは新鮮だが、すぐさま言っていることが解りすぎて味気がなくなってしまう。そして、この人の作品はアラサーの女性辺りが好みそうなもので、女性誌を眺めているみたいにこっぱずかしい気分になる。
急行列車は回送列車へと変わり、只今車庫へと還ろうとしているところである。
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/04
- メディア: 文庫
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