sibafutukuri

ゲームの攻略情報・感想、音響系音楽、文学、アニメ、映画などについて書こうかなとおもっています。

日々と木々

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街とか森に生えている木々の名前とか、特徴が何も見ずに分かれば日々がとても楽しいだろうね。
たしか今年の春休みに、樹木学(?)のやさしめの本を一冊読んだんだけど、それを一度読んだだけじゃ全然名前とかを覚えられるようにはならなかったね。
当たり前だけどさ。
木の種類がたくさん載っていて、種類ごとにモノクロの写真が載せられいたんだけど、マツの木とブナの木では間違えようがないけどさ、ブナみたいな木はいっぱいあったと思うよ。


でもその本は結構面白かったな。
一番記憶に残っている部分は、だいたいの種類の木が自分の木が育つ土地に種を落としたりするのに必死だってところかな。
飛ばしたり、動物に実を運んでもらったり、それか埋めてもらったりして木たちはいろいろな方法を工夫しているらしい。
その本の作者が、そういう必死さを文学チック(といってもそんなに堅苦しくはない)に表現するものだから、一冊通して読んでも読み物として、そのおかげですんなり楽しめたんだろうね。
木の名前がわからないと、注意してみればまだしも何も気にしていないと、木ばっかりの景色がぜんぶ同じ木のように思えてしまうからね。
それはつまらないよやっぱり。


せっかくわざわざ山奥へ行ったりしなくても、街の中にだって木はたくさんがんばって生えているんだから、その木々の名前や特徴を知って木のことをわかったつもりでいいから過ごしてみたいな。
ものを名前によって捉えることは、言語の中にものの概念を閉じ込めるようにもおもえて、あんまり良いとは思えない。
でも、知ることが出来るのに知らないでいることは罪のような気がする。
音響的音楽としては名づけないこと(言語化しないこと)を目指しているけど、でも無知でいることには抵抗があってその気持ちは忘れてはいけないと思う。
だから、身近にある木々の名前も知っておきたい。


日々木々、ひびきぎ、にちにちもくもく