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In All The Empty Houses/Epic45 夏の終わり

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Epic45 - The Future Is Blinding


  まず、何かを書けるということ、書こうという意欲があること、それを何時書いてもいいということ、それがこの上なく嬉しい。文章に著さなければ、集中できない段階に達したのでそれを行動に移す。


  In All The Empty Houses/Epic45のディスクを手に取る前に、某所で試聴していたりはしていたが、そのイメージは前作の“May Your Heart Be The Map”に近いものがあった。データをPCに移してから、未だ把握も所有もし切れないまでの間はその印象を拭えなかった。
  けれども、スピーカーで流したりヘッドフォンで集中したりと聴いているうちに、そのイメージは段々と希薄になっていく。“May Your Heart Be The Map”と“In All The Empty Houses”の間に、画然とある差に気づくのである。それは、ある意味での音響の所有であると考えている。
  CDの封を開けてディスクを音として初めて聴いたときの、正直な感想として、なんだか前作で極まった質というものが下がってしまった、とか、人に薦められる程度のものだろうかという疑心があった。


  ポストロックとしてもEpic45自身としても、二番煎じという感想があった。それは前作と似通っているというところもあるのだけれど。それでも、繰り返し聴いている間に、やはりEpic45らしいものに気づくのである。それは、他の音響にもポストロックにも彼ら自身の過去の作品にも無い何かだと思う。


  7曲中のほとんどの曲にビートがあるので、これをアンビエントと言い切りたくはないが、やはりそれを思わせる空気が漂っている。アンビエントの要素があると認めていいのだと思う。
  本作を印象付けるキーワードとして、“夏の終わり”、“幼少期”、“家”、“カセットテープ”、“英国の田舎”というものが挙げられる。特に、“夏の終わり”という言葉は本作の今までにない程の陰鬱な空気を表わしている。


  本作には、DVDが付属されていて6曲分が収録されているのだけど、それもなかなかよかった。やはり、英国の雰囲気というものには憧れる。一見すると映像と曲では親和性の低いものだとも思えるけれど、思い浮かべてみると、英国の田舎やそこにいる動植物たちというものは、Epic45を象徴するものだとも思う。
  そのPVにはオーディオコメンタリ―が付いているのだけれど、日本語による字幕が付いていない。英語は解らないので、ようつべなりに字幕を付けてアップしてくれる人がいれば幸いに思う。



  ディスクを手に取る以前から、某所で何度も聴いていた曲は“The Future Is Blinding”というもので、これは映像で観てからより一層好きになった。開始から丁度1分頃にベースの音が入るのだけど、ここは入りが雑すぎるし単調過ぎるので、いったん興ざめしてしまうものがある。けれども、それ以外は完璧だとも思える。
  題名とか、歌詞について言及することは野暮であるし、記号をもってして理解するということは、音響が音響でなくなってしまう(神秘性の欠損とも言える)気がするのであまりしたくはない。が、“The Future Is Blinding”の映像を観てしまってから、思い入れが強くなりすぎた。

You Say There Must Be More To Life Than This
How Much More
Do You Want

  歌詞はこれだけで、これを数度繰り返しているのだけど、それ故に強く訴えかけてくるものがあると感ぜられる。日本語にするとこんな感じだろうか(意訳)。

あなたは、人生にはこれ以上があるに違いないと言う。
(私)どれほど多くですか?
(君)あなたは欲しいですか?

  “The Future Is Blinding”という名が示しているようなことをつい感じて、感傷的になってしまう。曲自体を聴かずに歌詞だけを読んでも何の意味もないと思う。だから、「歌詞が良い」とかその様なことは戯言でしかないのだけど。

  ぐだぐだと書き連ねたが、結局は本作も好きであり、Epic45が相変わらず好きであるということ。

In All The Empty Houses

In All The Empty Houses

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