『二ノ国2』を15時間プレイした時点でのレビュー・感想
3月23日に発売された『二ノ国II レヴァナントキングダム』をプレイ中です。
現在、プレイ時間15時間ほどで第5章の途中です。
プレイ時間にはレベル上げ、素材集め、放置プレイの時間も含みます。
ストーリーは第9章までという噂なのでまだ半分程度ですが、ジブリ風ゲームとして知られている今作のレビューを書きたいとおもいます。
目次
- 『二ノ国2』を15時間プレイした時点でのレビュー・感想
- 目次
- 『二ノ国2』のキャスト・声優
- 意外と俳優陣の演技が気にならない
- フルボイスではなくパートボイス
- 序盤は難易度が低め
- 中盤以降、国づくりが楽しくなる
- 空気みたいな久石譲の音楽
- 不満点
- まとめ - 進化した「ドラクエ」みたいな王道RPG
- その他の攻略記事など
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『二ノ国2』のキャスト・声優
まずは豪華声優陣として宣伝されている今作の声優陣を見たいと思います。
エバン:志田未来
ロウラン:西島秀俊
シャーティー:門脇麦
シャリア:木村文乃
セシリウス:山崎育三郎
ラティエ:吉谷彩子
ガットー:吉田鋼太郎
ポンゴ:釘宮理恵
アルフィニー:石川結衣
ニル:緒方賢一
ダリシン:茶風林
サブには声優専業の人も多いですが、メインどころはほとんど俳優の人たちで占められています。
ちなみに、主役二人を演じる二人はジブリアニメに出演経験があります。
エバン役の志田未来はアリエッティ役、西島秀俊は『風立ちぬ』の本庄役で出演しています。
参考:http://www.ninokuni.jp/rk/cast/
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意外と俳優陣の演技が気にならない
声のキャストに俳優が大勢いると知ってけっこう警戒はしていました。
とは言えジブリアニメで慣れてしまっている部分は大きいですが。
プレイしてみると、意外とそこまで演技は気になりませんでした。
エバンは可愛くて、志田未来の叫ぶ演技はちょっと弱いかなと感じるところがあります。
ロウランの西島秀俊は、実写だと「なんだこの渋カッコイイけど大根役者は」と思うことがよくありますが、臭いセリフの口調が今回の役のロウランにけっこう合っているとおもいます。
『風立ちぬ』の堀越二郎の友人の本庄役は西島秀俊でしたが、この時も意外と悪くなかったです。
どちらもクールなキャラなので、あまり感情を込めないキャラの声優は西島秀俊に合っていそうです。
フルボイスではなくパートボイス
ちょくちょく、このゲームで評判の争点となっているのがフルボイスではなくパートボイスなことです。
重要なイベントシーンではセリフ全てに声があてられていますが、ほとんどのシーンでは最初の一言や掛け声だけがあるだけです。
「おい」とか「わー」、「えー」など。
いろいろフルボイスではない理由があるのでしょうが、パートボイスはちょっと中途半端に感じてしまいますね。
フルボイスにしたらしたで俳優陣の演技のボロが出すぎて耳障りになりそうですが。
ジブリアニメを見ている気分、をちょっと味わえるゲームと考えると、声がないことに違和感を覚えるのは仕方ないかとおもいます。
序盤は難易度が低め
ジャンルはおそらくアクションRPGです。
「テイルズ」や「スターオーシャン」シリーズのような感じです。
前作はプレイしていませんが。
序盤の戦闘はほとんど攻撃ボタンを単純に押しているだけで勝ててしまうので少し物足りなさを感じます。
でも、ワールドマップに出てからはストーリーの導線から少し道を外れると、低レベルでは敵わない強敵がゴロゴロしていたりするので、うまくバランスが取れているとおもいます。
見た目や雰囲気からは任天堂ゲーム風で、主に子供が楽しめればいいゲームのように見えますが、バトルの難易度やゲームシステムとして、大人も楽しめる内容になっています。
中盤以降、国づくりが楽しくなる
中盤以降は敵もけっこう強くなってきて、レベル上げや装備を整えていないと苦戦してきます。
それに伴って、国づくり(キングダムモード)も可能になるので、人材集め、設備の建設、各部門の研究、サブクエストなど、やれることが増えてきます。
ストーリーをクリアするだけでは全てを網羅する必要がありませんが、強くなるためにいろんなところに手を伸ばしたくなる中毒性があります。
特に人材集めはキリがなくて、最初の内はけっこう楽しいです。
人材はサブクエストで国民になり、基本的にクエストの内容はおつかいなので繰り返すうちに飽きそうではありますが、今のところは楽しんでいます。
国づくりは「シムシティ」や「A列車で行こう」シリーズみたいな街づくり系のシミュレーション要素が面白いです(それらに比べると当然自由度は低いですが)。
『二ノ国2』の記事を書きながらキングダムモードで放置しつつたまに操作していますが、RPGでありながらそういうシミュレーションゲームをやっているような不思議な気分になります。
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空気みたいな久石譲の音楽
音楽には久石譲が携わっているようですが、音楽面ではジブリらしさも久石譲らしさも今のところ全く感じない、というのが正直なところ。
ジブリアニメみたいに印象に残る曲というのが全くないです。
ただ、RPGなのでフィールドやエリアの曲は何度も聞くことになります。
そう考えると、空気みたいに存在感のないBGMとしては意外と悪くはないです。
でも、イベントシーンはもうちょっとジブリっぽさがあってもよかったかな。
不満点
・テキスト自動送りとバックログ機能がほしい
・カメラが遠めなのがもったいない
・徒歩や走るなどの移動が遅い
・CGばかりで(手描き風)アニメがないのが残念
まとめ - 進化した「ドラクエ」みたいな王道RPG
『二ノ国2』は『ドラクエ11』に近いRPGです。
『ドラクエ11』はオープーンワールドっぽくなっていたり、アクション要素も多少ありましたが、戦闘はやっぱりコマンド制でした。
『ドラクエ11』最先端の要素を中途半端に取り入れたけど、やっぱり古いシステムを捨て切れなかったところがありました。
一方、『二ノ国2』は「ジブリらしさ」という縛りはありますが、ゲームシステム的にはけっこう自由に作られているように感じます。
通常の戦闘、国づくり、進軍ミッションなど、いろいろなモードがあります。
『ドラクエ11』もあれはあれで面白かったので伝統を大事にしてほしいですが、『二ノ国2』は自由に作った分、進化した「ドラクエ」みたいなRPGになっていると思います。
けっこう楽しんでいますがPS4でリリースされたこのゲームはあまり売れなさそうなのが残念です。
『二ノ国2』はゲームの内容的にSwitchでも動きそうなもので、任天堂ユーザーの方が合いそうなのでSwitchでも出せばよいのでは、と思います。
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