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【評価】唯一無二の和風オープンワールド - 『ゴースト・オブ・ツシマ』の序盤レビュー・感想

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【評価】唯一無二の和風オープンワールド - 『ゴースト・オブ・ツシマ』の序盤レビュー・感想

7月17日発売のPS4専用ゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ(Ghost of Tsushima)』をプレイしています。

ジャンルはファンタジー時代劇オープンワールドゲームと言えるようなもの。

タイトルのように舞台の土地は長崎県にある対馬で、時代は文永(十三世紀後半)。

これまでいくつものオープンワールドのゲームはプレイしているけど、こういった和風オープンワールドは初。

新鮮であり、面白く遊んでいます。

現在は10時間ほど遊んだところ。

この記事では、序盤レビュー・感想を書いていきたいと思います。

 

目次

 

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『ゴースト・オブ・ツシマ』の概要

武士の道から外れ、邪道に落ちた兵「冥人(くろうど)」となれ

文永(十三世紀後半)、モンゴル帝国(大元)は東方世界の征服をもくろみ、立ちふさがるすべての国を蹂躙していた。

東の果て、日本に侵攻すべく編成された元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将、コトゥン・ハーン。ハーンは、侵攻の足掛かりとして対馬に上陸する。

これを防ぐべく集結した対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅。島はたちまち侵略の炎に包まれる。

だが、かろうじて生き延びた一人の武士がいた。

境井 仁(さかい じん)。

仁は、境井家の最後の生き残りとして、たとえ侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意する。冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、あらゆる手段を使って故郷を敵の手から取り戻すのだ。

 

開発元: Sucker Punch Productions
発売元: (株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント
リリース日: 発売中
ジャンル: アクション/ アドベンチャー

 

(PS4 - PlayStationより)

 

成熟した「オープンワールド」というジャンルの中で

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今まで数々のオープンワールドゲームをプレイしてきました。

『FF15』、『ウィッチャー3』、「ファークライ」シリーズの3、5、ニュードーン、『デイズゴーン』、『RDR2』、『デスストランディング』など。

『ゴースト・オブ・ツシマ』をプレイした人たちの中で、今作は「アサシンクリード」シリーズ(私は未プレイ)や『ウィッチャー3』などに似ている部分があると言われています。

プレイアブルキャラの境井仁が移動時に乗るのが愛馬な点だけでも、『ウィッチャー3』や『RDR2』をプレイしていた体験を思い出します。

チャンバラゲームあるいは剣戟アクションゲームという点では、『セキロ』や『仁王』などと比べられがちですが、これらはステージ型のゲームだと思うので、あまり比較対象としては適していないかと。

既に成熟しつつあるオープンワールドというジャンルの中でも、『ゴースト・オブ・ツシマ』は今プレイしても新鮮かつ楽しい体験ができると思います。

 

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初の和風オープンワールド

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開発元のSucker Punch Productions(サッカーパンチ)は、「inFAMOUS」シリーズで知られるアメリカの会社です。

そんなサッカーパンチが今回生み出したのが、文永の対馬を舞台とした今作です。

私としては初の和風オープンワールドゲームとなりました。

おそらく他には、少なくともこういったAAAゲームには存在しない、唯一無二のゲームかと。

対馬には行ったことないですが、やはり日本を舞台にしたオープンワールドを遊べるというのは嬉しいものです。

また、オープンワールドと言えばポストアポカリプスなどの荒廃した土地や世界観が多いイメージ

その一方で、今作はとても自然豊かな対馬が舞台となっています(どこまで現実に近いかは不明だけど)。

日本が舞台自然豊か、という2点で新鮮味の強いオープンワールドになっていると思います。

 

剣戟アクションの手応えがなかなか

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『ゴースト・オブ・ツシマ』はゲーム開始時、プレイ中に難易度をイージー、ノーマル、ハードの3種類から選べます。

ノーマルで始めたまま変えずにプレイしていますが、なかなかの戦闘の手応えです。

こういったゲームだと、ノーマルでプレイし始めてダルくなってイージーに難易度を下げるパターンもあるのですが、今のところ丁度良いバランスに感じられるため継続してノーマルです。

境井仁は基本的に刀で戦うため、チャンバラアクションになるのですが、ゲーム開始直後はキャラが未熟なため結構苦労しながら敵を倒すことになります。

キャラが成長してスキルを複数覚えたり新しい型を覚えたりすると、今まで苦戦してきた敵を倒しやすくなりますが、出てくる敵の数が増えてまた苦戦して、という流れ。

ステルスキルが出来る環境だと楽勝なこともあるのですが、敵に発見されるだけで一気に苦境に立つことになるなど。

武士が使わないとされている暗具(くない、てつはうなど)を使いこなして苦境を切り抜ける楽しみもあります。

 

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美麗グラフィックで対馬観光

馬での移動が多いゲームですが、時にその癒しとなってくれるのが風景や雰囲気といったもの。

イチョウの木が立ち並ぶ道や、ススキが生い茂った草原、霧が立ち込めた水辺など、思わずフォトモードで撮影したくなるロケーションがあります。

キャラや小物、植物なども一つ一つをじっくり見るとそこまで高レベルのテクスチャでないとしても、見せる演出がうまく、雰囲気を感じさせる映像づくりになっていると思います。

まだ使っていませんが、黒澤明の映画をオマージュしたような白黒画面になる「黒沢モード」も搭載されています。

 

・イチョウの木と落ち葉で敷き詰められた地面(フォトモードで撮影)

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・キツネの巣にて(フォトモードで撮影)

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・章の名前が表示される場面は、映画のワンシーンのように見える

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おわりに - 2020年最高のゲームに最も近い

対馬の武士の中で唯一生き残った境井仁が蒙古軍に立ち向かう。

捕らえられた伯父を助けるために仲間を集めていく。

今のところのメインストーリーは簡潔にまとめると以上のようなもの。

起伏の少ないストーリーですが、それぞれのキャラクター造形などがしっかりとしていて、世界観の良さもありのめり込めるゲームになっているかと。

まだ序盤くらいだと思うで、今後どうなるかはわかりませんが。

今後への期待を込めて、点数(スコア)は90点とします。

現時点で、2020年最高のゲームに最も近いゲームです。

 

マイナスポイントは移動の多さ、馬が半自動でも走る機能がない、ミニマップがない、戦闘時のカメラワークが微妙、狭い場所で視点を動かしていると目が疲れるなど。

細かい部分ですがプレイ中にわずかに不快に感じる部分かな。

それよりも遥かに楽しめる面が大きい。

 

『ゴースト・オブ・ツシマ』のプレイ動画

 

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