コーヒーを入れるために湯を沸かす。
この時間。
薬缶が湯気を立てるまで。
湯が沸くまで、例えば急いでいるときなどは、
ただただ退屈で煩わしく思うときもあるだろう。
でも、仕事でも趣味でもないような、
隙間に落ちたような時間に思えるときもある。
それがなかなか心地いい、と改めて思った。
なんでもないような、
なにもしなくていいような、
なにをしてもいいような、
でも特にすることもない、
そういう時間。
そういう時は、猫たちと戯れたり、
冷え切った手や足をストーブで温めたり、
最近はめっきり読んでいない新聞を、
この時ばかりは手持無沙汰だから大体一面だけ
読んだりしてみる。
ただ湯が沸くのを待つだけ。
そして、一口めの熱を感じさせるコーヒーが
待ち遠しいだけ。
目的がなんでかあるかぼやけた時間。
湯気によってこの一瞬、視界がゆらぐけれど、
それもわるくない。
特にいまは冬の寒い時期だからいいのかも。
さっき読み終わった三好銀さんの
『海辺へ行く道 夏』というマンガがよかった。
ほかの作品も読んでみたい。
そして新たに公開されたEluviumの新曲、
"Envenom Mettle"も、聴いてみたらよかった。
Explosions In The Skyのギターのひとが参加。
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