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3月の読書

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3月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4102ページ
ナイス数:25ナイス




キャラクターメーカー―6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」 (アスキー新書)キャラクターメーカー―6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」 (アスキー新書)
『物語の命題』と同じく、これもまた読み物としてじゅうぶん面白い。じっさい、キャラクターを作るのにも役立つものとなっている。 この本の主題としてはキャラクター論だけれど、物語論と言えるような部分もけっこうある。本書で、プロップはキャラクターと物語は不可分である、と書かれているように別々に書くのも読むのも難しい話なのかもしれないけれど。
読了日:03月08日 著者:大塚 英志




ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)
主題がそうなように物語創作のハウツー本でもあるけれど副題が「創作のための物語論」でもあるように、作り方と読み方を知ることができるようになってるんじゃないかな。物語論が好きなのでぼくとしてはよかったが、そうでない人にはどうだろう。 しかたないことだけれど、『キャラクターメーカー』と内容がけっこうかぶっている。映画『バイオハザード』を観たくなった。
読了日:03月18日 著者:大塚 英志




キャラクター小説の作り方キャラクター小説の作り方
読了日:03月30日 著者:大塚 英志




動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
全三章構成。二章までは面白かったが、三章はノベルゲームの話が多く作者の趣味に走りすぎという感じと自分があまりやったことないのでよくわからなかった。 「データベース化」や「動物化」という概念は特に前者が今でも使われている言葉なので読んでおくといいとおもう。しかし、この二つの概念で「オタク」を定義しようとする論じ方にも概念自体にも読み終わったいまでも少し懐疑的なところが残る。簡潔に言えば納得し切れてはいない、ということ。
読了日:03月10日 著者:東 浩紀




レンタルマギカ 魔法使いの宿命! (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 魔法使いの宿命! (角川スニーカー文庫)
読了日:03月04日 著者:三田 誠




レンタルマギカ 魔法使い、修行中! (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 魔法使い、修行中! (角川スニーカー文庫)
読了日:03月23日 著者:三田 誠




クロス×レガリア  吸血姫の護りかた (角川スニーカー文庫)クロス×レガリア 吸血姫の護りかた (角川スニーカー文庫)
レンタルマギカ』の作者の三田誠の新シリーズ。色々と話が覆ったりして読んでいておもしろい。キャラの設定が「チート」的なものがあったりと、少しいい加減かなと感じるけれど。 『レンタルマギカ』の世界と同じようなので、読んだことある人にとっては嬉しい。でもそれと同時に、二つの作品はあまり表現などが差別化されているとは思えないので、どちらかを知っていると新鮮味が薄れて残念なところ。 今回は魔法使いではなく吸血鬼モノなわけだけど、この物語の場合は可愛い女の子だったり吸血鬼らしくなかったりと独特なものになっている。
読了日:03月03日 著者:三田 誠




ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
読み易くて面白いライトなミステリー小説。本屋大賞にノミネートされたり、ここ読書メーターで人気だったりというのが納得できるような本好きの人たちの話。良くも悪くも軽いとも言えるような内容。舞台が鎌倉というのもこの作品の特徴。鎌倉に行きたくなります。 一つ気になることがあって、それはカバーイラストの女性はヒロインの栞子さんだとおもうのだけど作中ではメガネをかけてるとあるが、このイラストではかけていないということ。 読み終えて、ぼくは続編は読まなくてもいいかなというかんじでした。
読了日:03月25日 著者:三上 延




ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)
SF、特撮、スプラッタなかんじではホラーではないかな。こういうのは普段読まなくて小林泰三だから読んだようなものだけどおもしろかった。「超人」がもっと活躍するのを期待して読んでいたけれど、出番がそこまで多くなくてすこし残念だった。下の人が書いているけれど、『寄生獣』っぽい『ウルトラマン』とも言える。
読了日:03月20日 著者:小林 泰三




猫を抱いて象と泳ぐ猫を抱いて象と泳ぐ
チェス少年の物語。あらすじとしては並くらいに面白いのだけれど、中身のわりにはすこし長いようにおもえる。物語がなかなか進まず、風景、心理描写などが多く飽き易い。チェスをやる人ならもっと楽しめそうだ。 この本とはすごく長く付き合った気がする。一カ月半くらいか。久々にこういう現代の文学というかんじのものを読んで、始めの方はとても新鮮だった。しかしやはり中身の割に長い。 象徴的な意味を狙ったようなキャラクターの設定などが目立つが、それは神話の継ぎ接ぎのようであまり上手くいっていないようにおもえる。
読了日:03月08日 著者:小川 洋子




霧のむこうのふしぎな町 (講談社青い鳥文庫 11-1)霧のむこうのふしぎな町 (講談社青い鳥文庫 11-1)
ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』の原案ということで読んだ。不思議な雰囲気が良い。ただ、ストーリーとしてはおもしろくない。 この物語には「敵」がいなくて、だから片づけるべき「仕事」もなくその先の目標もないんじゃないかな。『千と千尋』とはちがって両親を助けるような大きな目標がないからか、あまり読んでいて先が気になる話ではなかった。 子供ならこれは楽しめるのかもしれないけれど、大人が読んで楽しいかは微妙なところ。
読了日:03月09日 著者:柏葉 幸子




人のセックスを笑うな (河出文庫)人のセックスを笑うな (河出文庫)
読み易くほどよくセンスが良いと言える文章。あとあとふと思い出しそうな作風。さっぱりした雰囲気がけっこう良い。 山崎ナオコーラという名前にしてもこのタイトルにしても、このインパクトだけの本というかんじだけれど。なかみはつまらなくもなく面白くもなく。あっさりした感じが良くもあるけれど。 タイトルとなかみの差が激しく詐欺のようにも思えるけれど。笑えるセックスなんて一度も出てこない。ふつうの恋愛話としてはいいものだけれど、タイトルには合ってない。
読了日:03月10日 著者:山崎 ナオコーラ




パチンコに日本人は20年で540兆円使った (幻冬舎新書)パチンコに日本人は20年で540兆円使った (幻冬舎新書)
パチンコはやりたくないし、周りのひとにもなるべくやってほしくないとおもえる本。パチンコをやってる人が読んだほうがいい。パチンコ批判の本でもあるしマスコミ批判の本でもある。北朝鮮への送金問題が軽くしか触れられていないのが意外だった。
読了日:03月19日 著者:若宮 健




編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書)編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書)
読了日:03月03日 著者:柴田 光滋




新版 編集者の学校 カリスマたちが初めて明かす「極意」 (講談社プラスアルファ文庫)新版 編集者の学校 カリスマたちが初めて明かす「極意」 (講談社プラスアルファ文庫)
政治、刑事事件のノンフィクションに内容が偏っているので、フィクションにも興味があるぼくとしてはすこし残念だった。でも、読んでいておもしろい文章が多い。「学校」というかんじの本ではないかな。 ジャーナリストの田原総一郎さんや幻冬舎社長の見城徹さんなど、貴重なメンツになっている。
読了日:03月28日 著者:元木 昌彦






2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター



パチンコに日本人は20年で540兆円使った (幻冬舎新書)

パチンコに日本人は20年で540兆円使った (幻冬舎新書)

ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)

ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)