- 作者: 柊あおい
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/07/15
- メディア: 文庫
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1月31日のことで、もう一週間ほど前のことだけどマンガの『耳をすませば』を読みながら長々と感想などをツイッターに投稿していたので、ここにまとめておきます。
■2012年1月31日
●アニメの原作、柊あおいさんの『耳をすませば』を少しずつ読んでいる。雫が青臭くてやらたらと青春していて、読んでいて恥ずかしくなってくる。アニメ以上に見ていてつらいような若々しさがあるかも。
posted at 11:31:20
●図書館で気付かれないように前の席に座ったり、名簿で雫の家を調べて明け方4時半に家の前に現れたりと、やっぱり聖司はストーカー気質でちょっと気持ち悪い笑 聖司がイケメンでまだよかった。でもまぁ、誰しも若い時はそういうのあるよねきっと。
posted at 11:39:20
●「耳をすませば」というタイトルはマンガではちょっとは意味を持っているけど(それでもかなり少ないような)、アニメでは形骸化しているようにおもえる。言葉のイメージとしては良いけど、アニメとタイトルの関連で考えるとタイトルの意味を読みとりにくい。マンガを読むまで気づかなかった。
posted at 11:45:56
●『耳をすませば』と同じくジブリ作品で青春モノの『海がきこえる』も、タイトルとアニメの中身の関連性が低いような。原作の小説は読んだけどあまり覚えてない。ただ、どちらも舞台が高知県で海がちょろっと出ていたっけ。それでもあの物語が「海がきこえる」である必然性が低いような。
posted at 11:48:57
●そういや、赤毛のアンと雫は似ているなあ。どっちも小説好きで変なことに夢を抱いて妄想しているようなかんじで傍から見たらけっこう気持ちわるい。
posted at 11:58:59
●集英社文庫の『耳をすませば』、全体的によかった。原作は短めで、他に短編「幸せな時間」、鈴木敏夫の解説、近藤喜文と柊あおいの対談、作者のあとがきがあって内容が濃い。制作秘話的なものも多くて面白かった。アニメもマンガも好きだなあ。
posted at 12:37:39
●鈴木さんの解説で、宮崎駿などとよく行く別荘で『りぼん』に載っていた『耳をすませば』を読んでアニメ化の話になったとあった。その別荘は子供のときの吾朗やたしか押井守も一緒に滞在していた、と他の雑誌で読んだことがある。そこで『コクリコ坂から』の原作も読んだらしい。ほんとすごい場所だ。
posted at 12:41:55
?
●そういや、『赤毛のアン』は脚本・演出が高畑勲で、場面設定・画面構成:宮崎駿、キャラクターデザイン・作画監督:近藤喜文で、準ジブリ作品と言えるようなアニメだった。アニメのイメージから考えると雫が似てるのも不思議じゃない。柊あおいさんは『アン』の原作をよく読んでいたらしい。
posted at 12:48:44
●アニメでの最後、聖司が「結婚してくれ!」と告白するあれはちょっと滑稽でもあるけど、自分は結構好きだな。中学生だったら恋愛=結婚っていう狭い考えがあっても不思議ではないし、逆にリアルなんじゃないかな。見ていて恥ずかしいけど純愛というかんじがしてよい。
posted at 12:53:58
●宮崎あおいがなんかの雑誌で、「ジブリアニメはセリフを暗記しているくらい何回も見てます」みたいなことを言っていた。一般人でもセリフを暗記することが美徳みたいに考えて語る人はいるけど、それは俺にとってすごくくだらなくおもえる。
posted at 12:58:30
●それ自体が悪いのではなく、ジブリアニメしか見ていないことが盲目的なんじゃないかと。ジブリアニメが好きなら他のアニメも見た方が楽しいだろうし、原作をいろいろ読んで見たりするのも楽しいとおもう。セリフを覚えている時間にそういう広がりのあることをしてみるのもいいんじゃないかな。
posted at 12:58:53
●RT @hmurayamaevent: 宮崎監督ら下草刈り トトロゆかりの「淵の森」 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_eventnews_20120131a.htm?from=tw
posted at 15:21:03
●宮崎さん元気そうでよかった。
posted at 15:21:52
■付記
アニメの原作であるこのマンガは読んでみてよかった。『耳をすませば』はアニメもマンガも両方良いところがある。集英社文庫のほうにだけ入っている短編の後日譚のような「幸せの時間」も雰囲気が良い。夢の世界なので映画『インセプション』を思い出したり…。
最近はジブリアニメの原作を読むのにハマっている。昨日、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉』を読み終わって、つぎは『千と千尋の神隠し』の原案となった柏葉幸子の『霧のむこうのふしぎな町』を読もうとおもう。
ジブリアニメが好きな方でまだあまり原作を読んだことがない方は、ぜひいろいろと読んでみてほしいとおもいます。アニメを観るだけではもったいないとぼくはおもうのです。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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ツイートの引用はTwilogからです。