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映画『ドクター・ストレンジ』の感想とあらすじ- 時空を超える力

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 一番見たかったのは『スノーデン』だったけど、時間が合わなかったので『ドクター・ストレンジ』を見てきた。

 

 ベネディクト・カンバーバッチ主演、マッツ・ミケルセンがライバルとして登場するマーベル・スタジオによる『アベンジャー』系列のヒーロー映画。

 


「ドクター・ストレンジ」 最新映像

 

あらすじ

 天才外科医のドクター・ストレンジが、わき見運転による事故で車ごと崖から落っこちて、命は助かるけど両手がまともに使えなくなってしまう。

 多額な手術費を払い何度も手術をするが、手が自由に動くことはない。そんな絶望に陥っていたときに、同じような境遇の患者でも全治した者がいたことを知る。

 その人に会ってみると、魔術で治ったんだとか言ってる。その希望にすがって、治療してくれるというネパールの首都カトマンズへ向かう。そこで、魔術の師となるエンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)に出会い、魔術の道へと踏み込んでいく。

 

折りたたまれていく都市、自由自在な重力

 IMAXではなくて普通の3Dで見たけど、予告編の映像にもあるビルなどの街が魔術パワーによって折りたたまれていくシーンはなかなかアトラクションっぽくて面白かった。

 ただ、3D的な意味でも浮いているけど、元の映像からチグハグな感じで浮いてしまっている違和感もちょっと感じた。

  重力を無視した非現実的な立体パズルみたいになった都市の映像は、『インセプション』やエッシャーのだまし絵を思い出す。

 

こんなにも笑える映画だとは

 ドクター・ストレンジの自虐的なジョークが止まらない。アイアンマンにも匹敵するくらい。でも、このヒーローの誕生のきっかけが両手を怪我することだからか、アイアンマンよりもその皮肉がこもったジョークから痛々しさを感じてしまう。

 基本的に、ストレンジのジョークに周りは誰もついていっていないのも切ない。温度が合っていないというか。

 まぁ、アイアンマンことトニー・スタークの身体もボロボロだけど。なんでか二人のジョークには違いを感じる。

 新宿で見たけど、なぜか観客に外国人が多かった印象。一人で見に行ったけど、両隣をなぜか韓国人らしきカップルに挟まれていたし。

 そのせいもあってか、劇場には笑い声があふれていて、馬鹿笑いしているひともいて「そんな面白いか?」と疑問に思ってしまうのだった。自分も笑ってはいたけどね。

 字幕版3Dで見たこともあり、音声の英語で理解するか日本語の字幕で理解するかで、笑いのタイミングがズレているような瞬間もあって気になった。

 劇場の醍醐味として大迫力ということと他の観客と作品を共有する体験みたいなものがあるとおもうけど、今回はちょっと「一人で見たいな」という気分になってしまった。

 

時空を超える力

  ドクター・ストレンジの能力は「魔術」と呼ばれているけど、RPGの『ファイナルファンタジー』や『ドラクエ』に出てくるような「魔法」とはだいぶちがう。

 時間も空間も操作しちゃったり超越しちゃっている存在になってしまう。つまり時空を超える力。

 『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせるような、宇宙空間をグングンと飛んでいくようなシーンがあったり。映像として綺麗だし凄さは伝わってくるんだけど、SFじゃなくてヒーロー映画を見に来ているし、キャラクターたちによる説明の方はヒーロー映画的なものだから、いまいち何が起こっているかわかりにくい。

 手を回転させてチャンネルを回すように、あるいは電子レンジのつまみを回すように時間を操作する「触感」はやってみたくなる能力で面白いけど。

 

ドクター・ストレンジの能力

 いまいち把握できなかったけど、魔術師ごとに固有の能力があるみたいだ。得手不得手とかそういうので。

 それで、ドクター・ストレンジの場合は時間を操作する力を手に入れたと。

 「時間操れたら強すぎるんじゃ?」と思ったけど、ラスボスとの戦いからわかるように、決して最強ではない。逆に言えば、時間しか操れない。

 他の能力は、離れた場所に移動できるやつとかピカピカ光る円盤で戦ったりおちゃめなマントで飛んだりくらい、か。

 『アベンジャーズ』の面々と比べたら超越的な存在に思えるけど、最強ではないっていうのはバランス的になんとかなりそう。

 

おわりに

 総合的には並くらいの映画かなー。面白いところも十分あったけど、続編ありきなヒーローものだし心配な部分も多い。

 でも、ドクター・ストレンジというキャラクターがこれからの作品でどういう活躍をするかは楽しみ。

 

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