海外ドラマ『MR ROBOT/ミスター・ロボット シーズン2』予告編1
シーズン1を見て衝撃を受けた『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』のシーズン2第1話がAmazonビデオで配信開始されていた。見るしかない。
シーズン1は続編を匂わす終わり方だったけど、ストーリーとしては一作目で完結してもいいような内容だった。それでも、続編があるなら見たくなる。
主人公のエリオット・オルダーソン(ラミ・マレック)も登場するし、相棒のダーリーンや組織のボス(仮)も。意外だったのが、エリオットから迷惑を被った側の精神科医の女医や会社のボスなども出てくるところ。
今後どうなるか分らないけど、1話では新キャラは少なく既存キャラが多いのがやっぱり意外。
続編があるからしょうがないんだけど、シーズン1ですっきり世界を変革させたという演出だったけど、登場人物の変化のなさも含めて、経済危機に陥ったアメリカの平常さというのが不思議に思える。
ゼロ年代後半のサブプライム住宅ローン危機による世界経済危機も、社会の表層としてはさほど悲惨な変化は目に見えなかったのかもしれないけど。
EコープのCTOから言われていたけど、エリオットたちfソサエティは紛れもなくテロリストだ。テロリストとまとめて言ってしまえばISと変わらない。
しかもエリオットは明らかに精神病質者。多重人格、幻覚症状など。それでも、見方によってはヒーローと思えてくるのはなぜか。世界を救おうとしているから?やり方は間違いなく犯罪を超えてテロリズムなわけだけど。だから、ヒーローだとしてもダークヒーロー。
自分の信じる神や宗教を守るために攻撃するのはエゴと言えるだろう。けど、エリオットのヤバいところは「世界を救うためにやっている」と信じているところかもしれない。
「誰がお前に世界を救ってほしいと言った?」という訳だ。スーパーマンもバットマンもそうだが、結局「世界を救いたい」というエゴによるテロリズムに至ってしまう。
まぁ、ともかく『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』シーズン2はこれからが楽しみだ。でも、無理に引き伸ばさず切りのいいところで完結してほしいとも思う。