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sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画などについて書こうかなとおもっています。

2014年6月の読書

文学
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2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2911ページ
ナイス数:69ナイス




■フィクション


百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))百年の孤独 感想
  幽霊になって現れる先祖、何カ月も何年も降り続く雨、豚の尻尾を持った子供、老婆の目が見えなくなっても生活ができ、周囲の人々が気づかない。現実と魔術との境目がない。有り得ないが有り得そうな羊皮紙の上の物語。マジックリアリズムのモデルとしては価値があるだろう。こんな偏執狂的で珍奇な本を書けるのは凄い。しかし、作者の遊びに付き合わされている感じが強く、虚無感しかない。老人は敬うべきなのだろう。だからこの本も蔑にしてはいけないのだろう。好奇心を持って読み始めたが、百ページより後に残ったのは義務感だけだった。
読了日:6月16日 著者:ガブリエルガルシア=マルケス





行人 (新潮文庫)行人 (新潮文庫)感想
  Kindle Paperwhiteで読み始めたので全体の量が分からなかったのだが、いつまで経っても読み終わらない気がして1000ページはあるんじゃないかと思っていたら実際はその半分くらいか。しかし、結末は何も解決していないように思えてあっさり終わった。今まで持っていた漱石のイメージと違う。前半は家族内での会話、出来事が多く、嫁を貰う、嫁ぐなどの結婚が話の題材になっていて時々混ざる滑稽さも合わせて小津安二郎の映画を思い出すものだった。しかし後半になると気が変になった兄に話が移り、ミステリアスなまま終わる。
読了日:6月11日 著者:夏目漱石





フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)感想
  「スカイ・クロラ」シリーズ四巻目。読んでいる最中はとても心地よかったのだけど、感想を書こうと思うと内容を全然覚えていなかった。クリタとクサナギのちょっと危ない関係の際々な距離感がよい。クサナギはティーチャを、クリタはクサナギを尊敬し憧れる。パイロット同士の一次元上がったような人間関係がよい。読んでいるとアニメで観たくなる。
読了日:6月30日 著者:森博嗣





新宿鮫 (光文社文庫)新宿鮫 (光文社文庫)感想
  ハードボイルドっぽくはあるが、警察官のなかではぐれてるっていっても真っ当な警察だしなんか物足りないなぁ。チャンドラーも合わなかったし、この路線はダメかもしれない。話の筋は上手いけど、もう今となっては新鮮味のかけらもない。流行り廃りの早いジャンルなんだろう。
読了日:6月30日 著者:大沢在昌





■ノンフィクション


青空としてのわたし青空としてのわたし感想
  藤田一照さんとの共著『アップデートする仏教』の姉妹本のようなもの。こちらは山下さん単独ということもあり、旧来の仏教から仏教3.0に至るまでがエッセイ風に分かり易く書かれている。前著もよかったが、これも仏教書として凄く刺激がある。瞑想がどうあるべきか、ということは物事の考え方がどうあるべきか、ということでもあるので自己啓発書としての役割も持つ。どちらにせよ、考え方一つで己も世界も変わってくるのは事実だ。「気づくとは、考えることが終わった世界です」。波と水の区別をなくす。いろいろな境界をなくすこと。
読了日:6月30日 著者:山下良道


「気づくとは、考えることが終わった世界」(14.06.15)





仁義なき映画論 (文春文庫)仁義なき映画論 (文春文庫)感想
  89年、90年頃に上映された映画の評論。たけしが二作目を撮ってから三作目を撮り始めた頃くらいまで。ほとんどの映画を毒舌でけなしているけど、その中でもたまに褒めている映画があって、観たくなる。意外と真面目に監督・北野武としても映画を語っていて、地頭がよさそうだし勉強家なんだなと見直す。最近の映画評論も読んでみたいな。そして、もうすこしたけしの映画を観てみようという気になった。思えば、たけしの本を読んだの初めてだった。
読了日:6月12日 著者:ビートたけし





加入礼・儀式・秘密結社: 神秘の誕生──加入礼の型についての試論 (叢書・ウニベルシタス)加入礼・儀式・秘密結社: 神秘の誕生──加入礼の型についての試論 (叢書・ウニベルシタス)感想
  読んだけど内容をほとんど覚えていない。成人式とかの子供から大人になって社会に加わるためのイニシエーション(加入礼)などについて。期待していなかったのだが意外にもシャーマンになるための儀式なども例証されていてよかった。村から離れ一人あるいは数人のグループで森に入るとか、隔離された場所で怪物に殺されてから再生して戻ってくる、とかそういう実例が多かった記憶。訳者による解説がぜんぜん解説になっていないような。構造主義的な話で興味はあるが。
読了日:6月12日 著者:ミルチャエリアーデ





歌舞伎町裏街道 (幻冬舎アウトロー文庫)歌舞伎町裏街道 (幻冬舎アウトロー文庫)感想
  「歌舞伎町で、友人の風俗ライターが忽然と姿を消した」。その友人を追い歌舞伎町の奥へ奥へと入り込んでいくフリーライターの著者。90年代後半頃のアウトローな現場の状況を報告するルポでありながら、一応友人を探す物語になっているので話の展開としての面白さもある。ヤクザ、売春婦、覚醒剤、中国人犯罪。著者は警察関係者と親密にしていて歌舞伎町交番にも出入りしていたとのこと。その交番で勤務していた高橋和義さんの『職務質問』のネタとかぶるものがいくつかある。新鮮味が無いとも言えるがネタ元がわかる分信憑性があるとも言える。
読了日:6月8日 著者:久保博司






読書メーター





百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

青空としてのわたし

青空としてのわたし

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