読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

扇風キ

Google AdSense

扇風機が壊れてしまった。
カバーが元々外れていてものを、倒してしまい、
羽が一枚砕けてしまった。
砕けた羽を持った扇風機は、
ヘリコプターのパタパタみたいな音を立てて狂ってしまった。
くるくると回る羽がぼくに風を運ぶ。
ただ、それはちょっと弱い。
中や強にしてしまうと、もう爆発してしまいそうなくらいに
貧乏ゆすりをして怒っているのか大笑いしているのか
わからないくらいに揺れてしまう。
どちらにしろ、地面と自分の区別がつかなくなって、
宙に浮くのだけれど、けっきょくこいつは倒れてしまうだろう。
ぶるぶると変な音を立ててこいつは首を振る。
どうしてか、たまにかたかたと音を立てる。
どうしてか、それがきまってよそを向いている時に限る。
それが、この耳には陰口を囁かれている気がしてしまう。
疑心暗鬼なのだ。
扇風機にさえ信用を持てないなんてなんて情けない。
扇風機の陰口なんて誰にでも聞かれてしまってもいいではないか。
そうなのだ。
そうなのだけれど、こいつのかたかたは陰険なのだ。
でも、一番陰険なのはそれを聴いている耳の持ち主なのだ。

広告を非表示にする

スポンサーリンク