sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

扇風キ

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扇風機が壊れてしまった。
カバーが元々外れていてものを、倒してしまい、
羽が一枚砕けてしまった。
砕けた羽を持った扇風機は、
ヘリコプターのパタパタみたいな音を立てて狂ってしまった。
くるくると回る羽がぼくに風を運ぶ。
ただ、それはちょっと弱い。
中や強にしてしまうと、もう爆発してしまいそうなくらいに
貧乏ゆすりをして怒っているのか大笑いしているのか
わからないくらいに揺れてしまう。
どちらにしろ、地面と自分の区別がつかなくなって、
宙に浮くのだけれど、けっきょくこいつは倒れてしまうだろう。
ぶるぶると変な音を立ててこいつは首を振る。
どうしてか、たまにかたかたと音を立てる。
どうしてか、それがきまってよそを向いている時に限る。
それが、この耳には陰口を囁かれている気がしてしまう。
疑心暗鬼なのだ。
扇風機にさえ信用を持てないなんてなんて情けない。
扇風機の陰口なんて誰にでも聞かれてしまってもいいではないか。
そうなのだ。
そうなのだけれど、こいつのかたかたは陰険なのだ。
でも、一番陰険なのはそれを聴いている耳の持ち主なのだ。

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