sibafutukuri

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「残った人生の日の今日が最初の日」

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自分はわりと音楽が好きな人間なのかもしれないけれど、
実のところ、好きな音楽よりも嫌いな音楽のほうが圧倒的に多い。
そうなると、もはやそれは音楽が好きだと言えるのかは怪しい。
音楽が好きな人の音楽は自分にとって好きな音楽ではなく、
おそらく嫌いな音楽であるので、音楽は好きじゃないと言ったほうが賢明だ。
実のところ、好きな音楽よりも嫌いな音楽よりも知らない音楽が最も多いのだろけれど。
音楽が特別好きじゃない人間になったほうが無難だとさえ、最近は思えてくる。


個人的な話から逸れて。
音楽は好きなのだろうけれど、音楽に対して大してお金を使わずに、
ネットで違法的にダウンロードしたりして音源を入手している人が、
必死に外でイヤホンで音楽を聴こうとしている、という状況はなんなのだろう。
個人的に気に食わないし、なんだかいびつだと思ってしまう。
粉砂糖のまぶしてあるねじりパンを思い出して。
対価を支払っているかどうかは、そこまで気にしていないのだけれど。
必死に害を無視してまで聴くという、
音楽にそんな価値があるとは思えない、と同時に、
音楽に計り知れない価値を自分が置いているから気に食わないのだろう。


ある意味で、
音楽なんて日常においてほとんど必要ないしなくても困らなくて、
ある意味で、
音楽ほど目障りで耳触りなものも珍しい。


「音楽」と二文字だけでくくって語ってしまうのは、
「人間」と二文字でくくって語るのと同じくらいに、
雑で愚かで簡単で極端な話なのだろうけれど。
それでも敢えて、
雑で愚かで簡単に極端に言えば、
音楽も嫌いだし人間も嫌いだ。




ある日、ある極東の地で、
「残った人生の日の今日が最初の日」と聞こえてくる、ある一日目。