sibafutukuri

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5月上旬の鎌倉

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この間、鎌倉へ行ってきたので写真をいくつか載せておきます。
昼ごろは快晴でしたが一時ドシャっと雨が降り夕方には止んでいて、そんな日でした。







高徳院鎌倉大仏長谷駅から徒歩数分。
ここはすごく混んでいました。
混んでいたわりに、大仏を見ることと写真を撮ることくらいしかやることがありませんでしたけれど。
みんなが見たがるものを俺も見たぞっていう感覚だけはありましたね。





長谷駅から5分〜10分のところにある甘縄神明宮という神社。
観光スポットとかではないんだろうけれど、『となりのトトロ』みたいな雰囲気でよかった。
山の側面にあるかんじで、どんどんと階段を昇っていくのが楽しい。





鎌倉文学館という庭園兼展覧会場というかんじの場所の前田侯爵家別邸。
外見もすごいけれど、中も昔の豪邸というかんじ広くておもしろい。
一階と地下一階しか入れなかったのが残念。





前田さんちの庭から眺めた鎌倉の海。
由比ヶ浜ってところかな。
ここの庭園は夏とかにはバラが咲いてたりして綺麗らしい。
行ったときはぜんぜん咲いていませんでした。





文学館から眺めた海の由比ヶ浜
雨が上がった直後で、ぼんやりと虹がでていたり空が晴れ晴れしていてよかった。






  鎌倉に行ったのは人生で三度目くらいかな。江の島のほうにも行きたかったけれど今回は日帰りだし物凄く混んでいるしで、そちらは保留にしておいた。松本大洋原作の『ピンポン』の舞台やロケ地があるらしいので見てみたい。


  鎌倉文学館は今回行ってみて存在を知ったのだけれど、なかなか良い場所だった。庭園も綺麗で展示も文学好きにとっては見る価値があるものだった。


  常設展示としては、鎌倉にゆかりのある作家の生原稿を飾っていたりした。挙がっている作家のなかで有名なひとは、川端康成夏目漱石芥川龍之介武者小路実篤などがいた。ここらへんの近くに川端康成記念会というものもあるらしい。


  展示されている作家には自分の知らない人のほうが多く、当時に有名だったとしても現在ではあまり知られていないということが残念におもえた。できれば読んでみたいし作品も残されるべきだろうけれど、難しそうだな。


  「カマクラから創る」特別展をやっていた。1950年代後半から1960年代くらい生まれの鎌倉に縁のある四人の作家の展示だった。この中で誰の作品も読んだことがなく、名前を見たことがある程度も一人しかいなかったのでなんだか不思議な感覚になった。自分が現代のものに興味がなく読まなさすぎなのか、それとも全然有名じゃないのかとか、そういうことで戸惑いがあった。


  その四人とは、藤沢周城戸朱里柳美里大道珠貴


  このなかで名前を見たことあるっていうのは藤沢周さんだけだった。「ブエノスアイレス午前零時」で芥川賞を受賞したらしい。展示を見ていて、この人の作品は特に読みたいとおもった。


  鎌倉文学館を出るころには、いろんな鎌倉系の小説などを読みたい気持ちでいっぱいになっていた。


  本屋大賞にノミネートされたりで話題になった三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖』の舞台も実は鎌倉だったりする。モデルとなった場所があるならば、こちらも行ってみたい。田舎とまではいかないけれど垢抜けきれていないような地方の描写が読んでいて心地よかったと記憶している。


  鎌倉周辺は買い物などで不便なことも多いだろうけれど、やっぱり住むにはよさそうな場所だなと思って帰ってきた。明治期の作家さんがたぶんそうだったように、別荘みたいなかんじで住めるとすごく良いのかもしれないけれど。




鎌倉文学館
http://www.kamakurabungaku.com/

特別展「カマクラから創る 藤沢周城戸朱理柳美里大道珠貴
4/28(土)より開催。7/8(日)まで