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sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

『スポンジ・ボブ』と『インセプション』

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  最近、カートゥーンネットワークで『スポンジ・ボブ』を放送しているのでよく観る。観始めたころは特に好きではなくて興味本位みたいなものがあった。他に面白い番組をやっていないせいが大きい。


  『スポンジ・ボブ』はとってもクセの強いアニメだけど、なれてしまえば結構おもしろい。気持ち悪いけど、面白い気持ち悪さでもある。絵のタッチがデフォルメからリアルなものに変わったり、なぜか実写の部分もあったりしてけっこう凝ってる。リアルな描き方のボブはすごく気持ち悪い。


  パトリックというピンク色のスポンジみたいなオバサン声でおバカなヒトデがいるのだけど、そいつがなかなか良いキャラをしている。そしてボブとの友情があってよかったり。最近はCMとかで割と高めのオバサンの声を聞くと、全部パトリックに思えてしまう。声優さんの名前は知らないけど、たぶん誰でも一度は聞いたことのある声だとおもう。


  ボブはハンバーガーショップでハンバーガーを焼く仕事をしている。ペットにはカタツムリのゲイリーを飼っている。ゲイリーがたまに可愛い。アニメを見るまでは意外すぎる設定があったりして、そういうのも面白い。


  このアニメは子供向けとか、子供に見てほしいようなものかというと、クセが強いと書いたように一見したところ拒否したくなるものではある。でも、ボブが仕事を一生懸命したりパトリックやカタツムリのゲイリー、フライ返し君たちとボブの友情話もあったりして、意外に悪くないようにおもう。


  外見はゲテモノのようなものだけど、中身は意外にしっかりしているんじゃないかな。


スポンジ・ボブ

日本語のちょうど良い動画が見つからなかった。




インセプション [DVD]

インセプション [DVD]


  昨日の夜は、寝ながら『インセプション』を半分くらいまで観た。二度目の観賞。最近DVDを買ったので。


  去年の夏あたりの劇場で観たのが最後なので、結構忘れていて楽しめた。アリアドネが可愛い。


  『インセプション』は夢の設定や世界観が凄くよくて、それが好きな理由の大きなところだとおもう。でも、それ以外に役者たちの演技の本気度が高くて、物語内世界に凄くハマらせてくれるということも理由としてあるとおもう。


  演技のことは勉強したこともないので素人目線だけれど、彼らの演技は上手いというよりも役になりきっているという感じ方をする。ただ、サイトウ役の渡辺謙はちょっと片言な英語とかで醒めてしまうかんじがするけど…。でも、そこまで他の役者たちから浮いていないのもいい。


  日本のドラマや映画において、役者の演技がうさんくさかったり安っぽかったり見えるのは、日本での実写の演出自体にすでに原因があるんだろう。日本人の役者が全員一緒でも、ハリウッドのスタッフに撮らせたらマシになるか違和感がすごいかはわからないけど、一緒にはならないとおもう。


  ハリウッドの戦争映画モノで、日本軍側がたまに出てきたりするけどああいうのは邦画と比べるとなんとなく違うようで違和感がある。ハリウッド制作の「日本軍人」は日系人だったりするから、役者自体も異なるんだけど。


  そう言えばスピルバーグの戦争映画の『太陽の帝国』には、日本軍人役といてガッツ石松と座布団運びで有名な山田隆夫が出ていた。この映画の場合でも、邦画とはちがった日本人の見せ方がされているようにかんじた。




  サイトウの話からちょっと話しが飛んでしまったけど『インセプション』のほうに戻そう。


  演技という観点で好きなシーンが二つある。今思い出せるのが二つで、他にもあったかもしれないけど。


  一つ目はコブの奥さんのモルが、コブの目の前で飛び降りてしまうところ。悲惨なシーンでつらいのだけど、あそこのディカプリオの演技が胸に刺さるようなものがあって忘れられない。「ジーザスクライスト」(「なんてこった」とか「ちくしょう」みたいな意味)を最後まで言えていないかんじが好き。ちょっと臭すぎる演技な気もするけど。ここは昨日観ていて、やはり良いなとおもった。


  二つ目はインセプション(記憶の植え付け)の対象であるロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)とその父が和解する場面。ここは一度しか観ていないからうろ覚えだけど、まるで映画の中の現実の世界での話(ややこしい…)のように受け止めてしまうくらいに感動的なシーンだった。


  あれは確か夢の第三層くらいのシーンだから、映画『インセプション』の中の登場人物の、夢のなかの夢のなかの夢、というところでの話ということになる。しかもロバート・フィッシャーはコブたちに騙されているわけだ。そして親子の和解がこの物語の少なくとも表面的な目的ではない。だからここで感動すべきかせざるべきか、という葛藤を観客に与えるシーンでもあるのだとおもう。


  ロバート・フィッシャーの父との和解による感動は、「夢オチ」と言えばそうなってしまう。確か夢から覚めたとき、彼は涙を流していなかったっけ、違う映画のシーンかも。


  夢オチなんだ。でも、ロバート・フィッシャーは悲痛な父との思い出があって、いや思い出がなくて悲痛な人生だったのか。そこで父が亡くなってしまったけれど、夢の中とはいえ和解ができた。それを我々観客は覗き見をしているという状況。


  あの親子の演技やたぶん演出もふくめて、夢オチだけれども、それでも、感情移入して嬉しくなるようなシーンだった。そう記憶している。


  でも、やっぱりコブたちが仕組んだ夢の中の話で夢オチというのがこの『インセプション』の良いところだろう。また、夢は夢で終わらない。現実にも、無意識化のレベルなどで影響を与える。これはこの映画にかかわらず心理学などで言われていることだろうけど。夢が夢で終わらない映画というのが良い(だから、『ステイ』という映画もぼくは好きだ)。


映画『インセプション』予告編


インセプション [Blu-ray]

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