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「For Nihon / 日本のために」

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  Goldmund(Helios)の所属するレーベルunseenから、日本への寄付を目的としたコンピレーションが発売されるらしいと、ついさっき知った。このレーベルの存在を、これで初めて知った。


  私と妻のHollieは2011年3月11日に日本で起きた痛ましい地震について知り、私たちに何かできることはないかと話し合いました。そして数人の友人に協力をお願いし、募金を目的としたコンピレーション・アルバムの制作をすることにしました。数人の協力者は瞬く間に大人数となり、私たちはミュージシャンたちの熱意に圧倒され、同時に暖かい気持ちにもなりました。


  「日本のために」はアンビエント/実験音楽の代表的ミュージシャンを集め、売り上げで得た利益は全てNew YorkのJapan Societyが設置したJapan Earthquake Relief Fundに寄付されます。アルバムは現在仕上げの段階に入っており、このウェブサイトのShopやiTunesemusicなどから間もなくリリースとなります。デジタル版のリリース後には2枚組のCDも生産する予定です。

(Unseen For Nihon、http://www.unseen-music.com/nihon/jp/)




  音響系というマイナーなジャンルだけど、こういうことするものなのか。彼ら音響系のアーティストは、アーティストといっても一般音楽と比べて市場やライブの規模が小さすぎて、存在としては有名人というよりは「外国人の知り合い」みたいな感覚に近いものがある。そういう彼らが日本のことを思って募金活動をしてくれているというのは、素直に嬉しい。ありがとう Arigatou。


  「日本のために」という短くてシンプルな言葉が、良い意味でここまで心にぐさりと刺さるものだとは思ってもみなかった。音響の力添えがあるにしても。


  音響系でもこういう役にたてるのか、と感心もした。日本のレーベルやアーティストだけではあまり効果は無くて、外国でありワールドワイドだからより有効なのかもしれないけど。


  音楽で慈善事業をする、というのを俺はあまり良くは思っていない。でも、ライブをするわけではなくてただCD出して客がCDを買って、その金が寄付になるっていう流れなら別に良いのかなと思える。そこに明確な境界はないけど。




  東北地方太平洋沖地震津波被災者以外も、福島原発からプルトニウムが出てきたりして関東地方も危なくなってきている今の日本。もはや、日本国民全員が広義の被災者なのかもしれない。


  寄付にもなるしたぶんいろいろ新曲も聴けるのだし、CDが出たらこのコンピを買おうとおもう。音楽を聴いていられるような状況が続いていてほしい。




Goldmund - Nihon 日本のために




■「日本のために」に参加すると思われるアーティスト(“unseen”より)
Ametsub (JP)
Amman Abbasi (US)
Alva Noto (DE)
Arms and Sleepers (US)
Aus (JP)
Balmorhea (US)
Bexar Bexar (US)
Biosphere (NOR)
The American Dollar (US)
Clem Leek (UK)
Christina Vantzou (US)
Cokiyu (JP)
Colin Kenniff (US)
Dustin O'Halloran (US)
Ex-Confusion (JP)
Goldmund (US)
Hammock (US)
Harold Budd (UK)
Helios (US)
Hollie Kenniff (US)
Jon Hopkins (UK)
Joe Minadeo (US)
Jonsi and Alex (IS)
Last Days (UK)
Little Phrase (JP)
Max Richter (UK)
Near The Parenthesis (US)
Nils Frahm (DE)
Olafur Arnalds (IS)
Peter Broderick (US)
Rafael Anton Irisarri (US)
Rhian Sheehan (NZ)
Rob Simonsen (US)
Robin Guthrie (UK)
Ryan Teague (UK)
Ryuichi Sakamoto (JP)
Sawako (JP)
Taylor Deupree (US)
Ulrich Schnauss (DE)