sibafutukuri

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20110225(オリジナル音源)

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20110225
http://www1.axfc.net/uploader/Ne/so/102784.mp3
拡張子 : MP3
容量 : 約5MB
時間 : 3:38


↑自作の曲ですが、よかったらダウンロードして聴いてみてください。




  シューゲイザー初期から現在までのアーティストや作品を紹介している、シュ―ゲイザーガイドブックの『シューゲイザー・ディスク・ガイド』を読んだ。借り物で、早く返さなければならなかったので、内容を理解するという意味では無理をして一日で読み切った。ほんとうはもっとじっくり、YouTubeで曲を参考にしたりして読むべきだけれども。


シューゲイザーとは

シューゲイザー (Shoegazer, Shoegazing) とは、ロックのスタイルの1つ。フィードバック・ノイズや深く歪ませたギターサウンド、ポップで甘いメロディーを際立たせた浮遊感のあるサウンド、囁くように歌い上げるボーカルなどがシューゲイザーの一般的特徴として挙げられる。」

(Wikipedia、「シュ―ゲイザー」より)


  シューゲで代表的だと俺が思うアーティストは、My Bloody Valentine、Chapterhouse、Cocteau Twinsなど。ちゃんと聴いたことがあるのはCocteau Twinsだけだが。Cocteau Twinsは古臭いけれども、音響性を強く感じる。分かり易い。




  それで、『シューゲイザー・ディスク・ガイド』を読み終わると、「マイブラ(My Bloody Valentine)みたいなギターの音を作りたい!」とおもうようになっていた。それで、さっきギターを弾いてそのトラックをいろいろいじったりしていた。


  その結果、できたものは全然マイブラと関係ないような音だった。まぁ、いいんだ。楽曲制作のためにパソコンに向かうことが出来た良い口実だったと考えよう。結果としてマイブラ風の音は作らなかったが、いつかああいうロマンティックにボワーンとしたやつも作ってみたい。マイブラはろくに聴いたことがないのに、あの本のせいで憧れてしまう。


  そうしてできた“20110225”は、マイブラとは程遠く、俺の場合はovalやRun Return(n5MDというレーベルに所属)をグリッチ(?)のような元ギター音のノイズのせいで思い出す。こういう音が凄く好きだ。


  Run Returnは“Sum Of An Abstract”というアルバムしか聴いたことがない。全然有名ではないみたいだが、そのアルバムには突飛で面白いような音や、すてきな音響系音楽がたくさん詰まっていた。音質面でクオリティーの低さを多少感じてしまうが、それでも踊れる系のものやwhile(ambient)なものなど良い曲がいくつもある。


  マイブラのような「オリジナルシューゲイザー」にはならなかったが、しかしこれも広義のシューゲイザーと言えないことはないとおもう。『シューゲイザー・ディスク・ガイド』では、eluvium、epic45Saxon Shoreなどのエレクトロニカ・ポストロックなどの音響系音楽も、シューゲの遺伝子を継ぐジャンルの音として扱われていたことを考えれば。まぁ、あの本の言うシューゲというのは範囲が広すぎるのだが。そうなると、敢えて「シュ―ゲイザー」という括りをする必要性が薄れてしまう。


  でも、たしかに言われてみればeluviumなどはシューゲなのだ。それを考えると、シューゲは音楽のジャンルよりももっと上位の概念なのだとわかる。ジャンルというよりも、もっと素朴にただのプレイスタイルという意味くらいしかない使われ方もあるのだろう。ジャンルとして音を表す言葉の「シューゲ」もあれば、ただプレイスタイルを指す言葉の「シューゲ」もあるのかもしれない。


  なんだかんだ言ってきたが、『シューゲイザー・ディスク・ガイド』は楽しめた。おもしろかった。シューゲのオムニバスが欲しくなる。




Oval - O - i heart musik

Run_Return - Tributary

シューゲイザー・ディスク・ガイド (P-Vine Books)

シューゲイザー・ディスク・ガイド (P-Vine Books)