sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

苦しい時も嬉しい時も

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  苦しい時も嬉しい時も普通の時も、“Olsen Olsen”。「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも…」。


  夜が好きだ。夜に外に居るのはべつに好きでも嫌いでもないが。夜というか、夜中に自室にこもっているのが好きだ。なぜなら全ての電気を消せば、ほとんど音響とふたりきりに、ある意味で一つになれる気がするから。ほんとうはそんなの無理だろうけれども、幻想であるかもしれないけれども、それが理想だ。ぼくは音響になりたいのだ。


  Sigur Rosのアルバム“Agaetis Byrjun”をひさびさに聴く。これは定期的に聴きたくなるアルバムだ。そのなかの“Olsen Olsen”は軽すぎず重すぎず丁度いいからよく聴く。一番は当然のように“Svefn-g-englar”だろうが、これはぼくの精神には負荷が多すぎる。“Olsen Olsen”は丁度いい。


  いまは、苦しい時でも嬉しい時でもなく、わりと普段通りにコーヒー(微糖)をすすりつつウェブサイトを眺めていたわけだ。そんななか、ヘッドフォンの中から“Olsen Olsen”が流れてくると、体内からいろいろと湧いてきて、思考は「苦しい時も嬉しい時も」というように、いろいろな記憶と感情が混ざり始めているように思えた。


  それで、電気スタンドの灯りを消して、パソコンのモニタも消す。まっ暗闇で、見えるのはパソコンの電源の光やミキサーのインジケータの波くらいだ。すると、身体からは熱が放出され、液体やら体液が漏れてくる。この非日常感がたまらず好きだ。これは日常的にやっていることだが、この空間は特別だ。二つの事象の間に在る「間(あいだ)」が在りながらも無くなって、そこにぼくらが集まるようになる。真夜中の混濁はとても透き通っている。もう朝だけれども…。


Sigur Ros - Olsen Olsen

Agaetis Byrjun

Agaetis Byrjun

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