sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

「聞いてへんわ」

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  電車で座席の端っこに座って本を読んでいると、停車した駅から乗ってきた乗客二人が隣に座る。30歳前後の女性二人だ。近いほうはおしゃべりな感じで、しかもコテコテの関西弁だった!初めはちょっとうろたえていたが、聞いているうちに『アベノ橋魔法☆商店街』の特にアルミちゃんを思い出して、ニヒニヒしそうになった。


  英語や中国語などの外国語は生でも聴く機会があるが、方言を生で聴くということはほとんどないとおもう。そういう状況で、真となりでコテコテの関西弁をしゃべられるととっても新鮮なものがある。


  彼女たちが喋っているのは大阪弁というよりも京都弁っぽく聞こえたが、「梅田」や「近鉄」と言っていたから大阪の人なのだろう。大阪弁はもっとどぎついものかと思っていたけれども、その大阪の女性の言葉は、いつも話して聞いている共通語よりも優しく感じた。


  関西弁は、イントネーションの上下が激しくて耳を傾けているとウワンウワンと意識が揺さぶられるような気分になる。でもその揺れと声色はなかなか心地よいものだった。


  「聞いてへんわ」とか「どないしたん」とか、あまりにもイントネーションまでテレビで聞くようなものとまったく一緒だから、たまに噴き出しそうにもなったりしていた。


  ニヒニヒしそうになったり噴き出しそうになったりして忙しかったから、さっきから読んでいたジェラール・ジュネットの『フィギュール』には五分くらいまったく集中はできなかったが、『アベノ橋』のアルミちゃんみたいな美人に関西弁で「なに言うとんの」って冷めた目で突っ込まれたりされたいなぁ、と叶えるつもりもなく叶うはずもない妄想を遊ばせるのは、不健全かもしれないが愉快だった。


[NTF] Abenobashi Mahou Shotengai - Opening

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