「高知大構内で大麻草栽培 容疑で愛媛大留学生2人を逮捕」
研究活動をしている高知大構内の雑木林で大麻草を栽培したとして、四国厚生支局麻薬取締部は22日、愛媛大学大学院連合農学研究科の留学生でチュニジア国籍のエルーズ・ハリル容疑者(31)=高知県香南市=を大麻取締法違反の疑いで再逮捕し、コロンビア国籍の男子留学生(30)=同県南国市=を同容疑で逮捕したと発表した。いずれも「自分で使うために栽培した」と容疑を認めているという。
(http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK201010230027.html#)
これをさっき日テレの『NEWS ZERO』で特集みたくやっていた。番組の取材班が厚生労働省の通称「麻薬Gメン」に密着していて、逮捕の現場を撮影していた映像を観た。
このニュースの内容を初めて知った瞬間には、「ひでー。くそ野郎だな」と思った。でも、時間が経つにつれて、「あれ、なんで酷いんだ?」と思えてきた。逮捕された外国人は自室と、大学の敷地内の雑木林で大麻を栽培していただけだ。彼は、「自分で使うため」と供述しているという。もちろん、そんなのは大ウソで学生に売ったり売人に流していたりするのかもしれないが。
ここで私が言いたいのは、酒やタバコや窃盗や殺人と比べて、大麻ははるかにその有害性がわかりづらく、なんでやってはいけないのかと聞かれると返答に困る、ということだ。大麻が存在することで「誰が困るのか?誰が損をするのか?」それが不明確だ。なぜ大麻がダメかと言えるとしたら、「法律で違法だと決まっているから」という具合だろう。この答えに対して、私を無知だと罵っても構わないが、大麻が違法な理由を応えられる日本人がどれだけいるのか、それが疑問だ。
それにもかかわらず、テレビのニュースで5分ほどの時間をつかって、容疑者にも麻薬Gメンにもモザイクをかけ、7人のGメンが容疑者のアパートの自室に一斉に突入する映像を流したりする。これみよがしに「麻薬はイケマセン!」と喧伝する。そして、「同大学の学生の反応は」とナレーションがながれ、学生Aは「酷いですねー、許せないです」とインタビューに答える。
大麻には中毒性や気分を高める危険性があるのだろうが、医師が麻酔代わりに患者に使うこともできるそうで、医療用としてなら合法化している国もあるという。それに、2ちゃんねるではこういった話題はよく語られる。そこで話されるもののなかには、「タバコの方がよっぽど中毒性が高い」とか飲酒運転を例に挙げて酒の危険性を訴えたりすることがある。そして、大麻が存在すると誰が困るのか、というと「国が困る」という話もよく目にする。
なにが事実か、それは大麻の場合とても確かめにくいように思える。だが、絶対的に「悪」なものなどこの世にはないと言えるだろう。だから、ニュースでこれみよがしに「大麻は悪」と喧伝して世論がそちらに傾いていても、無根拠にそのとおりだと信じ込むのはいけないことだ。それというのは、「みんなが〜だよ」と母親に報告して、それを根拠に欲しい物を催促する小学生と根本的に大差がない。
娘「ねーねー、マリファナがねー欲しんだけどね、みんな持ってるから買ってー」
母「みんなって誰よ!」
娘「えー、んっとねーかなえちゃんとこずえちゃんとー…ゆきちゃん」
母「みんなって三人だけじゃないの!あんたにはまだ早いわよ」
大麻 ( マリファナ ) を吸うとこうなる! [Facts about weed] for japanese