sibafutukuri

音響系音楽、文学、アニメ、映画あるいはゲームの感想、攻略などについて書こうかなとおもっています。

「天使の声」

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  倍音*1というものがあって、その仕組みを私は説明できるほどに理解していないから解説は省くとして、それはWikipediaによると「古来合唱などにおいて、本来聞こえるはずのない高い声がしばしば聞かれる現象が知られており、『天使の声』などと呼ばれて神秘的に語られていた」らしい。

  私は実際に、どういう耳に聞こえるものが倍音であるのかがわからないのだが、Cocteau Twinsの例えば‘Pearly-Dewdrops' Drops’をヘッドフォンで聴いていると、それに倍音の効果がないとしても、「天使の声」という表現が頭に浮かんでくることがあるし、昔の人々が倍音のような不思議な音響的現象を体験して、神秘的意味づけをしようとするその意図は十分に理解できる。

  いまは、科学が伝統に勝っている時代であるし、私は日本人であるから、スピリチュアルな現象を目の前にしても、そう簡単に「神」や「天使」と結びつけて思考停止をすることはない。しかし、キリスト教の聖歌がいつごろから始められたかは知らないが、その合唱や少年たちのあの美声や倍音を信徒が耳にすれば、神秘的存在を信じる証拠となっただろうとおもうのだ。だから宗教にとって、「天使の声」という側面から見て、音楽も布教活動のための重要な要因だったのではないか、とおもう。

  「天使の声 倍音」と検索してみたら、個人的に最近興味が湧いてきていた、内田樹さんのブログがすぐ出てきてびっくりした。このブログの存在は知っていたが、まだ見たことはなかったから。「内田樹の研究室 倍音エクリチュール」(http://blog.tatsuru.com/2007/06/22_2121.php#)

  ちなみに、内田樹さんは『BRUTUS』のジブリ特集に記事をひとつ書いていた。その内容自体はたいしたものではなかったが、その名前に雑誌を買ったあとに気がついて嬉しかった。それで、当ブログの最新記事が「『借りぐらしのアリエッティ』を観てきました(2010.07.26)」ということで、『アリエッティ』について書かれている。もうひとつついでにいうと、同号の『BRUTUS』には昔話研究で有名であり、ミュージシャンの小沢健二の実父である小澤俊夫さんの記事も載せてあった。こちらは、宮崎アニメと昔話の文法の関係について書かれていて、面白い。

Cocteau Twins - Pearly-Dewdrops' Drops

BRUTUS (ブルータス) 2010年 8/1号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2010年 8/1号 [雑誌]

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