これは些かサイケっぽい。鼻をかみすぎて頭がクラクラとしてきて、激しく二度咳をすると右耳がトンネルに入った時みたいに詰まってしまって、スピーカーから聞こえるステレオの音響をゆらゆらしそうになりながら浴びていた。『罪と罰』のスリリングで緊張感のある場面を楽しくもあり、その音響のせいで吐き気がしそうな心地でもありながら読んでいた。それは不安定に揺れすぎていて、頭のなかみも揺れそうな感じがしてとても気持ちが悪くなった。「頭が(更に)おかしくなって死にそうだ!」。「病は気から」なんていうけれども、身体の腐敗に伴って精神も堕落していくような進行がここにあるのだ。でも、なんだかみなもに浮かぶ小舟に乗っかって波と揺れているような、そして日差しが照ってぼくは麦わら帽をかぶって、場合によっては心地よさそうな音響だとおもった。沖にながされていくような。
http://www1.axfc.net/uploader/Si/so/73363.aiff
これは今年の四月十二日に作ったもののようです。どうやって作ったかあまり覚えていません。ギターを弾いたのをDAWで重ねたり適当にエフェクトを重ねまくったらこうなりました、みたいなものです。はじめてDAWからmp3などのファイルに変換しました。なのですが、mp3に変換しようとしたところ、それにはなんちゃらのオプションが必要らしく出来なくて、やむなく「AIFF オーディオファイル (.aif)」というファイルに変換しました。変換したものをクリックすると、iTunesで普通に再生されたので問題なく再生できるものだと思います。2分52秒しかないファイルであるにもかかわらず、28.9 MB (30,343,680 バイト)と容量が大きすぎるのが残念です。
- 作者: ドストエフスキー,工藤精一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/06/09
- メディア: 文庫
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