sibafutukuri

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ミュージックの嘔吐はノートに

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  ミュージックの嘔吐はノートに。
  It will make a note of vomiting of music.
  それは音楽の嘔吐を記録するでしょう。
  It will record vomiting of music.
  それは、音楽を吐きながら、記録するでしょう。
  It will be recorded while vomiting music.
  それは音楽を吐いている間、記録されるでしょう。
  It will be recorded while music is being vomited.
  音楽が吐かれている間、それは記録されるでしょう。

たぶん、最後の「それ(it)」とは、音響のことであろう。
この表現は秀逸すぎる程に秀逸だ。
私が書いたわけではないのだが。


  Bibioの"Vignetting The Compost"を買った。BibioのCDはこれで二枚目だ。今回のものも、他の曲もそうだが、古風という意味でのクラシカルでありどこかレトロな音源となっている。発売日は2008年か2009年の前半で最近のものだが、数十年前に、生まれる遥か前の時代にタイムスリップしたかのような感覚になる。規定はされない、なんとなく「昔」と思える時代に移送される。ノイズ、エレクトロニカアコースティックギター、フォークミュージック。ジャケットやPVなどの映像のセンスも良い。以前に紹介した‘The Ephemeral Bluebell’という曲が収録されているからこのアルバムを買ったのだけれども、この曲はやはり素晴らしく、他にもいくつも心地よい曲がある。ボーカルが入っている曲は少ない、という印象を受けた。#1 Flesh Rots, Pip Sown、#11 The Ephemeral Bluebellが今のところ気に入っている。

  一枚目に買ったのが、"The Apple And The Tooth"であった。これはリミックスが中心で、オリジナルは四曲しかなく、オリジナルの方はかなり良かったものの、アルバムの大半以上を占めるリミックスのほぼすべてがことごとくゴミであったので、正直買ったことを後悔したこともあった。特に、Clarkがリミックスで参加しているのだが、相変わらずちゃちで浅はかな音楽を作っていて腹が立った。しかし、今回のものはアルバム全体の雰囲気が統一されているし、環境音的に抽象的であり、むしろなぜ今までこの音響を知らなかったのかと自身に問うていたくらいだ。

  BibioもNuuroも、知れたということが本当によかったと思える逸材であり音響である。Bibioは今やWarpに所属しているから、一定の知名度は得たであろうが、それでも、現代の音楽として大衆に(触れて欲しくもなくもあるが)聴いてほしいものはこういったポップさと音響が合わさったものだろうと思うのである。

  他に、The books の"The Lemon Of Pink"とLow Line Collerの"Hi Def Soft Core"を買ったが、まだ開封していない。開けるのが惜しい気もするこの二つの音響。

  ミュージックの嘔吐はノートに
  Vomiting of music : to the note.
  音楽の嘔吐: 注意に。
  Vomiting of music:Attention.
  音楽の嘔吐: ご注意ください。



Vignetting the Compost

Vignetting the Compost