sibafutukuri

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美しく青きドナウ

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  またまた『Final Fantasy VIII』(FF8)。宇宙へ行き、宇宙から地上へ帰ってきた。ラグナロク(神々の黄昏)に乗って。

  カプセルかポッドかで初めて宇宙に上がるシーンで、「Dance With The Balamb-Fish」という曲が流れる。漆黒の闇と煌めく彼方に見える星々、無重力空間で浮かぶ身体、ワルツっぽい曲。このシーンは、『2001年宇宙の旅』の序盤で船内を男性が浮遊しながら移動するシーンだったかを思い出さずにはいられない。あれはとても記憶に残る名シーンだ。おそらく、そこではヨハン・シュトラウス2世のワルツ「美しく青きドナウ」が流れていたと思う。『FF8』で、敢えて宇宙のシーンでワルツっぽい曲を流すということは、製作者のパロディ的意図があるのだと思う。ちなみに曲名にある「バラム(Balamb)」という名前は地名であり、バラムガーデンもバラムの街も、「青」を基調としたデザインとなっている。「美しく青きドナウ」はもちろん、「Dance With The Balamb-Fish」もついつい踊りだしたくなるような良い曲だ。

  ラグナロクで地上へ戻るシーンは感動的なものであった。しかし、リノアがスコールにあまりもべた付いてくるのは、少しイラっとした。私は諸にスコールのような悲観主義であるので、リノアのような楽観主義的思想は絶対に合わない。リノア自身は然程嫌いでもないけれど、やはり時々イラっとする。彼女が魔女になったことで、エスタに捕えられることは悲惨な運命と言えるのだが。それでも、彼女の放つセリフには楽観主義的なものが見え隠れしていて、おまけにべた付いてくるというのが、なんとなく見ていてイラっとする。

  しかし、おそらく作中で初めてフェイ・ウォンが歌う「Eyes On Me」が流れるシーンで、イントロが聴こえてきてじわじわと鳥肌が立ってきた。この曲は、曲単体では然程好きではないし、むしろあまり聴きたいとは思わないのだが、作中での映像やその演出とが合わさって最強に思える不思議。

  『FF8』はシリーズ中で音楽が最も良いと言ってもいいくらいに、名曲揃いだ。もちろん、ゲーム内での映像や演出のおかげもあるのだが。今思い出しても、宇宙に上がるシーンでの「Dance With The Balamb-Fish」は最高であった。そして、とんでもなく名曲である「美しく青きドナウ」にハマった。


Dance With The Balamb-Fish

美しく青きドナウ

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